テスラ、問題点がドンドン出てくる(18日)
テスラの新型車モデル3の生産が進まない、というはすでに皆さん御存知の通り。なんでダメなのかよく分からなかったら、フォーブスが以下のような記事をアップしていた。ボディを組み立てるための溶接の技術が無いという。イーロン・マスクは溶接を取り入れなかったそうな。
返す刀で「イーロン・マスクはテスラを地獄に落とした落とし前を付けろ」とまとめている。これは数日前、ロイターが報じた「400人の中間管理職を解雇」という情報を受けたモノだろう。テスラといえば「モデルSの受注はさらに伸びている」とポーカーフェイスを貫く。
本来なら多数のバックオーダーを受けているモデル3を月産2万台規模で生産しなければならないのだけれど、未だ公開されている生産台数は260台に留まっている。はたまたウォールストリートジャーナルは「欺く」(詐欺のギ)という酷い文字でテスラを取り上げている。
まぁ客観的に見れば「どうしようもない」ということになるのだけれど、依然として意気軒昂。なぜか? イーロン・マスクが突っ張っているからに他ならない。イーロン・マスクの人生観に投資するお金持ちはたくさんいる、ということです。イーロン・マスクが「キャン!」と啼くまでは続く。
なんでこんなことを書くかと言えば「テスラはどうなりますか?」という質問をよく受けるからだ。テスラでレースをやってるせいかもしれない。残念ながらテスラはレースをサポートしようというクルマ好きの気持ちなど”さらさら”持っておらず、無視を決め込んでいた。むしろ迷惑だった?
何度も書いてきた通り「クルマを資産と考えないで済むようなお金持ちなら楽しいですよ」と答えておく。ギョウカイから撤退したら、その時は「あらら」で諦める度量が必要。モデル3の予約金を払った人も「納車されるといいですね」と思う。推奨したことなどありませんから。
一番不安なのは巨額の投資をしたパナソニックかもしれません。「地獄」や「欺く」と大手メディアに書かれた企業にお金を突っ込んだのだから。まじめな企業なので、モデル3用の電池だってキチンと生産出来る体制を作り上げていることだろう。けれど電池の世代が変われば、生産方法も違っちゃいます。
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