謹賀新年

2018年が始まった。私ら若い頃、21世紀すら遠い遠い将来というイメージだったように思う。実際1960年代のモーターショーに出展されるコンセプトカーを見ると、21世紀になったら空を飛んでること間違いないと考えてましたね。もはや21世紀が始まって18年! 技術の進化は遅い? それとも当時じゃ想定すら出来ない状況になってる? 私は確実に進化してると感じてます。

これからのテーマは、ブレーキ踏む勢力とどうやって折り合いをつけていくかだと考える。均衡や現状維持こそ正しいと信じ、新しいトライを嫌う人達が我が国に増えてきた。確かに新しいことをやらなければ失敗などしない。加えて「もう古い」と止めていくだけだと縮小均衡です。ダーウィンの進化論の真逆だ。「変われるモノこそ生き延びる」ということの意味をもう一度認識したい。

役所的な考え方と民間的な考え方もジックリ考察した方がいい。年末、サポーターの皆さんに送る封筒を郵便局に持っていった。当然のことながら混雑している。民間なら混雑=書き入れ時。混むことなど解っているし、利益だってあがるため、それなりの手当をすることだろう。もちろん郵便局だって手当てしていると思うけれど、真剣度が全く違う。28日あたりから連日大混雑。

ついに送れませんでした。加えて封筒5枚程度なら郵便局が切手貼るかスタンプ捺してくれるが、大量に持ち込むと「自分でスタンプ捺せ」。これまた民間なら歓迎されるのに独占企業である郵便局はそんなこと考えもしない。適正な仕事量を超えた途端、迷惑を掛けてるヤツになる。だったら民間に仕事を回せばいいのに、むしろ宅配便業者の邪魔をするばかり。明らかに悪い面だ。

一方、役所的なやり方が素晴らしい成果になっていることだって少なくない。大晦日から元旦に掛けても、海上保安庁は休まず緊急時に備えている。寒波からの北風で荒れている尖閣近海の哨戒勤務はたいへんだと思う。自衛隊だって大晦日や元日など関係無し。この時間もアラート勤務についている自衛官がいる。いつも通りかかるロシア大使館を警備してる警察官だって休み無し。

彼らは「国を守る」という意識を強く持っている。若い人ほど、現場に近い人ほど頑張ってます。早朝、海外から成田空港や羽田空港に帰ってくると、空港職員が「おはようございます!」と挨拶してくれる。こんな国、無い。ゲートから動き出す飛行機に対し手を振ってくれる国だって希少。良い国だと思うことなどいくらでもある。つまりステレオタイプで考えちゃならんということです。

こう書くと「国沢光宏こそステレオタイプに決めつける」と思うかもしれません。確かにそう感じることもあるだろう。でも本心はそうじゃない。ダイハツやスズキの悪口書くが、素晴らしい人だってたくさんいるのは承知。ただ上層部が変わらないと良い人の向上心まで摘む。こいつこそ私の最も納得出来ない点なのだった。今年はトヨタ以外のメーカーだって誉めたいです!

年初にあたり、そのあたりのご理解をお願いしたいと思う。今年もよろしくお願いします。

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