菅首相のブレイン?

選挙前は書かなかったけれど、菅首相の言う「低所得層は消費税を払い戻す」はどう考えておかしい。例えば300万円を基準にするとしよう。299万円の人と301万円の人ってどうなる? 年額20万円の消費税を負担しているとすれば、301〜320万円までの収入の人は「なんだよそれ!」。

また、会社員じゃない人は年収のバラ付きが出る。個人で事業をやっていると、1千万円収入あった翌年は250万円ということだって珍しくない。収入250万円の年に2千万円のクルマ買ったら200万円分の消費税(10%になると仮定)が免除になるのか? 「低所得」という定義もあやふや。

そもそも消費税を10%にしたって、純粋な税収増にならないと思う。好例は中古車。現在、200万円の中古車を買えば10万円の消費税が発生する。しかし「仲介」というビジネスモデルを作れば(利幅が40万円なら消費税10%でも4万円でOK)、今より消費税の負担を減らせます。

クルマ以外でもオークションなどに代表される個人売買は増加し、食料だって直販化が進むと思う。流通システムからして変わっていくことだろう。消費税15%になると、もう個人レベルの「消費税防御システム」ができあがると考えます。消費税率アップの前に税金のムダ遣いを見直さなければダメだ。

選挙前、菅首相のブレインと紹介された人がTVに出ていたけれど、ナニを言ってるのか全く解らなかった。というか「そんなことホンキで言ってるのか?」。だって「税金を増やせば社会にお金が回って景気よくなる」ですから。こんな人の意見を真に受けて消費増税を言い出したなら、開いた口がふさがらぬ。

相変わらず私の1日は厳しい厳しい修行だった。朝から猛烈に叔母の機嫌が悪く、私のアタマの中で国沢光宏限界説も飛び交う。相手は24時間戦えるスーパーサイヤ人。同じ質問を100回だって1000回だって繰り返し、1回でも答えをさぼると劣化の如く怒る。コチトラ普通の人ですから。

お店を閉めた後、12時まで飲みながらクルマ談義。明日はお店の定休日。明後日から板前さん復帰。何とか1週間の難行道場をお勤め出来ました。溜まり始めた原稿書きを頑張らなくちゃなりません。

<おすすめ記事>

1 Responses to “菅首相のブレイン?”

  1. もん より:

    マスコミの消費税論議はとても低レベルで税率=税収と打ち出の小槌みたいに考えている人が多いのに驚きます。
    ちょっと考えても色々な税逃れの方法があり、所得税のほうがむしろ抜けが少ないのではないかとすら思います。
    ヤマダ電機が散髪屋を雇ってポイントで散髪できるようにしたらどういう扱いになるんでしょうかね?
    モノの移動を伴わないサービス業なんかでは脱税行為が色々とできるような気がします。
    裏勢力暗躍の機会が増えるだけでロクな事にならないと思いますねぇ。

このページの先頭へ