うなぎの佃煮

うなぎの佃煮を食べたことがあるだろうか? 佃煮の王様と言われているくらい美味しいです。ただ商売としちゃ極めて難しい。普段、1800円くらいで販売しているうなぎの串(大きいサイズ1匹分)を佃煮にすると、30%くらい小さくなる。1800円と聞いたら「う〜ん!」と考えてしまうことだろう。

だからこそ皆さん食べたことないんだと思う。もちろん安価な中国産のうなぎで佃煮を作れば安くすることも可能だろうけれど、経験上、普通に食べても美味しいうなぎじゃないとアカンです。そんなこんなで、中野の店でも売っていない。今週の月曜日、売れ行きが全く伸びず、余らしてしまいました。

久々に佃煮を作ってみたら、やっぱし美味しい! 普段それほどうなぎを食べたいと思わない私でも「ンまい!」と感じるのだからタイしたもんです。そのまま食べて良し。熱いご飯に乗せて良し。お茶漬け良し。お節にゃ最高かと。売ることが出来ず冷凍にしてあったうなぎも佃煮にしましょう。

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これで5400円分

なるほどうなぎは美味しい魚である。しかも生きている状態から調理するのだから新鮮だ。普通なら手間掛けて活かした状態にしておくんだから刺身で、となるけれど、これが食べられない。いや、食べても美味しくない。日本独特の、いや、蒸しを入れて徹底的に柔らかくする東京のうなぎは文化だと思う。

タイヘンだったけれど楽しかったことも多かった2010年は残り僅か。朝から「書きたかった原稿」を書き、合間に料理などで気晴らしし、夕方からうなぎ屋修行。美味しいと言っていただけるお客さんが多いのが何より嬉しい。読者の方も来ていただけるし。といっても作っているのは板前さんですけど。

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2 Responses to “うなぎの佃煮”

  1. ぶーちょ より:

    鰻の佃煮、おいしそうです。
    師匠は高いとおっしゃいますが、そんなに美味いなら贈答用や引き出物等、需要はあるかと。
    国沢印のWeb限定お取り寄せ商品なら発送等手続き大変かもしれませんが、希少価値もついていうこと無しなんじゃないでしょうか?

  2. hide より:

    私も一度食べてみたいです。

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