スズキより私

絶対に日本は大丈夫! と思いたいトコロながら、ヨソの国の人だって頑張ってる。なんだか今の雰囲気を見てると「第2次世界大戦の開戦時ってこんなか?」と考えてしまう。スズキがホンキでVWに噛み付いた。スズキだってトヨタとは大げんかしないだろう。体力差を知っているからだ。

でも外国のメーカーだと噛み付いてしまう。ここで心配なのがナショナリズムである。日本人には「スズキよくやった! 頑張れ!」が少なくないかと。私も心情的にはスズキを応援したい。「プライドを優先する! そいつがなければ会社の意味なし!」と憤る気持ちも解る。でも失うモノが多すぎる。

TOPで鈴木俊宏さんを、と書いたのは欧州の文化だ。貴族文化に「雇われ社長」という概念がない。最後に戦ったり交渉したりするのは貴族同士。鈴木俊宏さんじゃない人がVWに行っても軽くあしらわれるだけ。といったことはスズキも知ってるか‥‥。良いブレインが居ると信じたい。じゃなければオオゴトになる。

スズキの状況を見てると、鈴木御大がご立腹の様子。でもVWのピエヒさんも負けずに強い。今回のトラブルを引き起こした側近は一緒になって怒ってるだろうけれど、冷静な人達はお互い困ったもんだと思っていることだろう。損はスズキの方が大きいものの、VWだって無傷じゃ済むまい。

いやいや人の心配をしている状況じゃないか。本日、夕方からの冷たい雨のせいか、夕方16時30分より21時の閉店までお客さんゼロ! こんなこと一度もなかった。うなぎはイケてると思う。価格設定も安い自信ある。スズキより私の方が100万倍くらい心配です。今月は間違いなく赤字だ。

しかもバイクで行ったら帰りは雨。泣きっ面に蜂、というヤツか? 超ショッパいです。

<おすすめ記事>

7 Responses to “スズキより私”

  1. おし より:

    もし修さんが数年前にやむおえず社長に返り咲く事なく引退出来ていたら、今の交渉はどうなっていたかなと思ってしまいます。
    よい意味でも悪い意味でも早く花道を飾って欲しいものです。

  2. かつ丼 より:

    今回のSUZUKIとVWの件、私の心の中がモヤモヤしてうまく表現できません。
    色々な言葉が頭の中を駆け巡るのですが、今の私の気持ちをシンプルにまとめると
    「仲良くできないのかな。。。」
    ってところでしょうか。
    一連の件に関する本質が自分では分からないところがあって、どっちが善でどっちが悪?とは言えないのですが、実家の農作業用軽トラがキャリィで、自身の前所有車がゴルフ5だった事を思うと、どちらもいい車なので、なんとか両者が仲直りできる方策はないものか?と考えてしまいます。
    個人的にSUZUKIのキザシって、VWの雰囲気を醸し出してるように思うのです。SUZUKIとVWが提携する事をSUZUKI側で祝するというかVWに対する敬意というか、そんな感じで誕生したのかな?って勝手に想像を膨らましてます。。。
    (あくまで個人の勝手な想像なので、間違い等の指摘はゴメンしてください)

  3. かず より:

    不況に天変地異、泣きっ面に蜂ですが、最近暇だという事話すの止めました。
    ずっと続くと、悲しいかなこれが標準なんだと、思える様になっちゃいました。(・∀・)ノ
    頑張るゾ〜
    鈴木さん、元気だから良いですが、本当は若いもんが…f(^_^)
    こういったケース、互いの 思惑やはたまた身内の中にも思惑が。
    第三者が交通整理したらいいかもしれませんね。

  4. アミーゴ5号 より:

    今回の提携は、トップ同士が意気投合して、超短期間のトップダウンで決まったそうですね。
    トップの崇高な意向と現場のビジネス事情のズレが、日を追う毎に拡大してしまったと感じています。
    事の発端がトップ同士なのだから、トップ同士で話し合うしかないと思います。
    個人的には、スズキはインドでシュコダ的なセダンを作って、インドやアジア諸国、そして日本にリーズナブルな値段で供給するのも面白いと思うのですが・・・
    販売と技術の両面で、スズキにもメリットがあるし、VWも拳を下ろせるように思えます。
    いずれにせよ、落とし所がうまく見つかると良いのですが・・・。

  5. applefanjp  より:

    これも、世界的に大きな潮流の一つなのでしょうか。
    最近よく、「給料は海外で働いて、稼いでこい!」
    みたいな言葉を目にします。
    「海外で稼ぎ、それを日本に環流させる」
    そんな構造の変化を求められている・・・
    厳しくなってきました。
    できるだけ、プラスで、フォアキャスティングで考えたいです。

  6. 真鍋清 より:

    スズキが日産と結びついたら小生は首を上げる!
    それだったらマツダと組んだほうが遥かにマツダの経営基盤も強化され、新興国向けのAセグメント車の分野でお互い持てる力を発揮すると思うのだが如何だろうか。
    現実にはマツダにそこまでの経営ビジョンがあるかどうかは定かではない―そこで、スズキのパートナーはやはりイタリアのフィアットだろうか。
    スズキ主導で次期フィアット・プントの骨格を開発し、スイフトとプントが従姉妹同士になればそれはそれで経営のシナジー効果が上がろう。さらにフィアット側のミディアム・ワイド新プラットフォーム(次期フィアットブラーボからアルファロメオ・ジュリア、姉妹会社クライスラーのジープ・コンパスまで幅広く流用予定という)をスズキ流に煮詰めてキザシを本格的に公開市場にリリースするだけの気概があれば、同社はガラパゴス化日本に咲く稀有な国産メーカーとして株が上がるかと思うが事態はそこまで単純ではないのだろうか。

  7. Rotarycoupe より:

    事態は簡単でないと思います。
    私がスズキの立場なら、日産と組むのはあとが恐い。
    でも、国沢先生のおっしゃるように仲介を頼める大物が他にいないのも事実です。
    マツダと組むだけでVWに対抗できるかが心配です。
    現在は株価が安いだけに、マツダとスズキ、まとめてVWに買われることも計算の上ではできてしまいそうです。
    だからマツダとしても、単独では応援しにくいでしょう。
    ただし、VWがマツダを買うメリットは??ですし、
    VW内部でも、現在のユーロ安の状況でスズキを買うのか?将来為替損は発生しないのかと反対意見が出ていてもおかしくない。日本としてはそうしたVW内部の不協和音に期待せざるをえないことが、今回の件の難しさを表しているように思えます。

このページの先頭へ