グルクン
お昼は沖縄で釣ってきたグルクンを唐揚げに。ムロアジは刺身にしてみた。どちらも絶品で御座いますね〜! グルクンって魚体が軽い。刺身だと割れちゃう。唐揚げとの相性たるや抜群だ。新鮮なムロアジも「こんな美味しいサカナだったのね」と驚く。アイゴは潮汁にしてみた。これまたイケます。
明日は沖縄のヒトも「見たこともないくらい大きいさぁ〜!」と言う巨大グルクンをどうやって食べようか。3枚に下ろして唐揚げが無難か。そのまま揚げようとしたら大きな鍋と大量の油を用意しなくちゃいけませんからね。冷凍してもイケるというので、今日食べ切れなかった分は冷凍庫に入れよう。
一昨日の夜、那覇の宮城一家のレクチャーを受け、沖縄で見た「マジムン」は「琉神マブヤー」というTV番組の悪役だということが判明した。琉神は「琉球の神サマ」。マブヤーって何? ヒョンなことから道端に落としてしまうこともある沖縄の人の「良い魂」だという。マブヤーを拾いに行く、という言い方もするそうな。
また、マジムンは魔物という意味なんだけれど、悪役のヒロインである『マングーチュ』(けっこう可愛い)が善玉と仲良くなりたがっているような描写もあるそうな。「マジムンのキャラ」を読んでると、徹底的な悪役出てくる仮面ライダーなどとひと味もフタ味も違う。ようするに悪役も徹底的に悪いニンゲンじゃないのだった。
琉神マブヤーを見ると沖縄の人の人生観が少し解る。ニンゲン誰でもマブヤーを落とし、悪い奴らも心底悪くない。反省すれば迎え入れるという「やさしさ」を持つ。基地の問題を沖縄に押しつけたら琉神マブヤーとマジムンの戦いの大人版になってしまう。政府は「落としやすいマブヤー」を上手に使ってる。
沖縄を走っていると、素晴らしい道と長大な橋と立派なハコモノに驚く。海の中、延々と続く橋を見ると「う〜ん」。沖縄に投じたお金を本土の大手企業が受け、その中の何割かを沖縄に落としているのみ。同じ予算あれば全て沖縄に落ち、それが次世代の繋がる、もっと有効な使い方があるだろう。
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国沢師匠の文を読みながら
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そして、琉神マブヤーたち
基地問題。
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なぜ、沖縄に行くのでしょう。
それは、お書きになっていらっしゃるように
風景はもちろんですが
「そこに生きる人々」だと思うんです。
互いが尊敬し合う国でありたい。