東京へ
天気状況を見ると大荒れでダメ、というほど酷くないものの、かといって全く心配なし、というほど良くない。緊急時に使う無線も壊れちゃったし。そこで営業のヒトに「東京まで帰るフネが居たら城ヶ島まで伴走させてくれませんか?」。すると芳しい返事じゃありません。東京に行くフネはあるけど、時間が未定とのこと。
私は上客じゃないですからね〜。海の世界はオウンリスク。とはいえ安全を確保出来ればその方がいい。カジキ釣り大会の帰りのフネが遭難した、なんてことになったら主催者に迷惑掛けますから。そこで本社のヒトに聞いてみたら、コペ転! 前の日は何時に出るか解らなかったフネが「8時出航です」になっていた。
有り難い! ポーナム28が伴走してくれることに
出航したら天気晴朗なれど波高し! 大島の横を通ったあたりから徐々に波高上がり、ポーナム28のペースもグッと落ちる。私のフネは「日本製の26フィートじゃ一番波に強い!」と言われているだけあって、まだ余裕を残す。怖いのは木やロープといった漂流物。こいつを拾ったらシングルエンジンじゃ厳しい。
2時間10分ほどで城ヶ島到着。平均すると20ノット以上のペース。ここまで来れば庭みたいなもの。ちなみにポーナム28のオーナーさんはクルマでお帰り。伴走艇はオーナーのホームポートまでの回航を頼まれたスタッフでございます。お礼を言ってお別れ。剣崎、久里浜、観音崎から千葉県寄りのコースを取ろうと思ったら‥‥。
神奈川県側から凄い横風! 間違いなく常時15m以上吹いている! とてもぢゃないが千葉県側なんか無理っす! 最大瞬間で20mを超えてるか?(帰宅して第2海保の風速を見たら、やっぱし15〜20m吹いてました) 神奈川県側のルートを通り、京浜運河に尻尾巻いて逃げ込む。小ブネの武器使い運河通って帰ります。
夢の島マリーナに帰着したら出航停止の赤旗が出てる。突風吹くため、バースへの着岸を1回やり直す。狙った場所と全く違う方に向いちゃいました。こんなこと久しぶり。下田を8時10分に出航し、夢の島まで4時間45分。次回東京湾を出るときは、信頼性の高い無線を装備しておきたい。
うなぎ屋に直行。溜まっていた原稿も仕上げなくちゃならぬ。
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ご無事の帰還、良かったですね。
昨日はこちらも大きな風が吹きました。
たくさんの原稿が溜まっていらっしゃるでしょう。
自分もちょっと出張に出たりすると
翌日の出勤で某然とすることもありますので。笑
思った以上に体は疲れています。
暑くなっています。
お体、ご自愛ください!