カジキ掛かった!

今日も6時から海へ。昨日より多少良い程度で荒れてます。それでも波を乗り越え神子元島からさらに南下。昨日6匹釣れた海域で流し始める。皆さん同じ考えらしく、見えるだけで10艇。しかしウンともスンとも言わず。というかカジキ釣りって基本的に「待ち」。掛かってくれるのを待つしかないです。

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全部で19艇

10時少し過ぎのこと。短く出したラインにシイラが飛びついてきた! 喰った瞬間をハッキリ見た! けっこう大きい! 日暮さんにバトンタッチ。すると猛烈にパワフル! サカナじゃなくて日暮さんです。あっという間に巻き上げ、ゴボウ抜き! するとどうよ! ほとんど弱ってない軽く1mオーバーのシイラが船内に!

当然ながら大暴れ! アドレナリン全開でパワフルになっている日暮さんでも押さえられない。ムカシのハトヤのTV宣伝を大規模にした感じ。どうしようもないのでカジキ用のバットで脳しんとうさせようとするも、暴れるので当たらない。こんなサイズのシイラでこうなんだから、カジキなんか釣ったらタイヘンだろう。

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左から粕谷君、日暮さん、ザッカー城市兄

シイラをやっと大人しくさせ、アイスボックスに入れたとタイミングで左側のロッドが「ジジジジジッ〜!」とウナリを上げ、太いロッドが半月になった! 粕谷君アクセル全開! キッチリと針を食い込ませるためです。直後にカジキがジャンプ! ロッドを取り上げ、準備に入る。すると急に軽くなっちゃいました。

あちゃ〜! 巻いてみたらルアーから50cmくらいのトコロでブッツリ。凄く太いラインなのに。残念! 気を取り直し、再び流し始める。されど2度目のチャンスはやってこなかった。幸せの女神と同じで後ろ髪は無い。スレ違うときに短い前髪を掴むしかないのだろう。13時にストップフィッシングで帰航。

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新鮮なシイラのフライは絶品!

世界中のお金持ちがなぜカジキ釣りにハマるのか? なんせ「実用にならぬ遊びの道具」の中ではカジキ釣り用のフネがおそらく最も高い(飛行機などは仕事の道具)。1億円級など普通。日本でも2億円以上のカジキ釣り用のフネを持っているヒトが少なくない。トヨタのポーナム45だってフル装備だと1億5千万だ。

2日間カジキ釣り大会に出てよ〜く解りました。よっぽど海況悪くない限り競技は行われるので、フネのサイズは大きければ大きい方がいい。スタートフィッシングと同時に誰よりも早く釣り場に到着しなければならず、クルージングボートより大きなエンジンが必要。さらに釣れない時間、快適に過ごせなくちゃならん!

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ポーナム45

カジキ釣り大会には違う面白さがある。超お金持ちなら勝てるワケじゃなく、かといってスポーツのように才能があるヒトでなければ勝てないというモンじゃない。もちろん相応の「道具」と「実力」は必要ながら、運というアイテムも必要。隠しホール付きゴルフ大会の超お金持ちバージョンのようなモノ。

だからビルゲイツだって世界一と言われるハワイのカジキ釣り大会(HIBT)じゃ勝てないのだった。私らの仕事は「理解の幅」が必要。出てみなければ解らないことってあります。しかし惜しかった! あそこで1本釣っておけば大荒れの海の中、フネの中で転がりまくりながら2日間奮闘したゴホウビになったのに!

ソンナアマカネーナ。明日は夢の島まで回航なんだけど、いかんせん海況が良くない感じ。果たして無事に帰れるか?

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2 Responses to “カジキ掛かった!”

  1. applefanjp より:

    いやあ、ヒット!
    おしかったですねぇ!
    マンビキも大物で、船上は盛り上がったことでしょう!
    自分は子供たちと夕まずめに
    堤防でファミリーフィッシング!
    豆アジが70匹あまり、
    その他、ガシラも20匹。
    自分も塩焼きサイズの鯛を釣って、面目躍如でした!
    でもまあ、暑かった!
    さて、後半戦のレポートに期待してますぞ!

  2. applefanjp より:

    カジキ釣り大会って、こちらですよね。
    http://shimoda-city.info/eve14.html
    うーん、すごいなあ。
    趣味は趣味でも、「カジキ釣り趣味なんですよ」って
    さらりとおっしゃられたら、ははーっですね。
    しかし、ボートの世界はすごいな。
    物事を語る時、
    幅広く知識と経験を持ち
    それをベースにある1点だけを語る。
    すると、
    その文脈に含まれるものが違い、
    語りそのものが違ってきます。
    それは、クルマもそうでしょうね。
    こちらはやっと晴れましたが、暑く
    風も強かったです。
    帰りもきっとご無事?

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