やっぱり悪化
やはり中国が厳しい状況になってきた。興味深いのは上海。この街は古くから外国の文化を受け入れており、中国と思えないほど民度が高い。今回のデモも上海は平穏だという。対照的に広州って「盲流」と呼ばれる内陸部からの出稼ぎ者が伝統的に多い。厳しい仕事を安く請け負ってます。
今回暴れているのはこういった人達だ。おそらく内陸部の都市ほど過激になると思う。一方、日本の企業は労働コストの低い内陸部に進出している。日本のメディアが入っていない内陸部の日本企業は大丈夫だろうか? 一時的に帰国するか、比較的安心な上海あたりに移動することも考えるべきかと。
以前も書いた通り中国は巨大なトラのようなモノ。お腹を触った人は「気持ちよかった」。噛まれた人は「凶暴だった」。寝ている姿を見た人は「壮大だった」。全体的に見ればパワーの塊で暴れ始めたら手が付けられない。日本にとって幸運だったのは「地続きじゃないこと」。この機会に中国を知るべきだ。
ここにきて中国に詳しい人達が相次いで黄信号を出し始めている。中国在住の友人や知人達も「今回は先が読めない」と言う。もちろん戦争になるようなことはないと考えます。中国の上層部はそこまで単純じゃない。この数日で焼き討ちなどに代表される大きなダメージを受けなければ、何とかなるだろう。
中国の暴れっぷりと対照的に韓国は話題に上がらなくなってきた。大きな事件も起きていないからだ。直近の10年で韓国も民度が上がったということです。オバカな政治家達が厄災を持ち込まなければ、平穏にやっていける関係になったのかもしれません。全般的に見たら韓国は登り坂に差し掛かったと思う。
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鳥インフルエンザやSARSの時もそうでしたが、
日本にいるとマスコミが一部を切り取って
報道するので、誇大に伝わります。
ベトナムにいて、なんか日本じゃ大騒ぎだなって思ってました。
今回もあちらの邦人の皆さんはそうでもないかと
思いたいですね。
企業の方、そして、ご家族の皆さんにエールを送ります!
ANNより
まず、17日朝の中国の新聞では、尖閣諸島の海域に向かう漁船団の16日の出発式の様子を大きく伝えています。台風の影響で出発自体は遅れていますが、香港メディアによりますと、日本時間の17日午後1時に1万隻近くが出港を予定しているということです
さてどうする?日本外交??
家族ともども中国在住の者です。
2005年の靖国参拝反対デモを知っている人たちは落ち着いていますが、最近着任したご家族は不安そうです。
日本食は店舗在庫がそこをつき、入手が難しくなっています。かといって日本人同士が連れ立って地場スーパーへ買い出しに行くことも難しい。
慣れた人は一人で買い出しに行っていますけど(笑)
それと、こんな時でも中国人は子供連れには優しいです。
上海は目だったデモはないものの日本人が殴られたり嫌がらせを受けたりのレベルの事は発生しています。
中国に進出している日本の製造業は内陸部進出はこれから本格的になる、という段階なので沿海部(特に天津、上海、広州)の被害がひどくなければ大きな方向転換はないように思います。ただ今回は内陸部にすでに本格的に出始めていた流通業の被害が大きいので大変かと思います。
デモは工場労働者以外にも学生の共産党員なども結構いるようで、どこまでコントロールされているのか気になります。