修学旅行客無し。外国人極端に少ない。皆さんぜひ京都へ!

「京都が大変なことになっている。でも行けば楽しい」という話を聞いたので、移動自粛あけを待って早速行ってきました~。伊丹まで飛ぶべく羽田空港に行くとが~らがら! 飛行機は4分の1というイメージ。空も余裕あるらしく、沖合滑走路から北東に離陸した後、右旋回して伊丹直行! 生駒山で右にターンしそのまま着陸。飛行時間42分だって!

伊丹から京都までのバスもお客さんは7人! 飛行機を含め、このくらい人が少ないと新型コロナに心配をしないで済む。ちなみに新幹線じゃないのは、羽田だと自分のクルマで行けるためです。市内のホテルに荷物を預け(ホテルはどこでも空いている。しかも京都としちゃ考えられないほど安い!)、まず嵐山へ。確かに人がいません! 渡月橋際のカフェに座れる!

最近まったく予約取れないトロッコ列車は全便余裕だというから乗ってみる。「竹林の小道」だって人が居ない写真が撮れちゃう。お店の人に聞いたら「修学旅行は1校も京都に居ません。半分くらいを占めていた海外からのお客さんも居なくなりました。なにより観光バスが走っていません。30年間ここで仕事してますがこんな嵐山は見たことありません」。

だったら普段だと大混雑している大物観光地に行ってみよう、と清水寺。入り口こんな感じ! もちろん少しは人がいるけれど、タイミングをはかったら上のような写真を簡単に撮れる。これ、本当に清水寺ですよ! だったら奥舞台も人がいないかしら、と向かってみたら、あらあら! おそらくこんな京都、私にとっちゃ死ぬまでないと思う。素晴らしい!

京都は日本人にとっても訪れたい名所No1だろうけれど(少なくとも私はそう思う)、行きにくい場所No1でもある。ホテル高いしどこに行っても混んでます。だから行かない。されど今年の夏は、もしかしたら年内いっぱいは、日本人の京都でありつつづけると思う。

奥舞台の下の音羽の滝はこんな感じ。下まで入れないのでなく、誰も居ないだけ。新型コロナのため滝の水は飲めなくなっているけれど、じっくり見られます。もちろん清水寺周辺もノンビリしており、産寧坂や二年坂の散歩楽しい。天気良いと少しばかり暑いですが。

続いて御稲荷さんの総本宮である伏見稲荷大社。千本鳥居が有名です。ご祈祷をお願いすると一人だけ。しかも待たない。最近東京の大きい神社だとご祈祷用のお宮だったりするけれど伏見稲荷は本殿前。ここも修学旅行生や外国からのお客さんいないとノンビリした時が流れている。

少し足を伸ばし、龍馬ファンにとって聖地の一つである寺田屋さん。ずっと訪れたかった場所ながら、いつも混んでいると聞いており機会ありませんでした。本日、お客は下の人だけ。「龍馬の部屋」で寝転がりながら龍馬気分を味わうことだって可能だ。妄想は時を超えられる。

どんな場所も行ける! 晩ご飯は貴船神社の右源太。右源太家は元々貴船神社の神職で、90年前から宿と茶店を始めたという。私にとって「死ぬまで1度は味わってみたかった」川床料理は貴船が発祥の地と言われてます。いつもなら予約取れないですよ。昼間33度だった京都ながら、川床に降りたら18度! 長袖でも寒い(上着を貸してくれます)。

昨日はお客さん6人! 6月から再開したというが、2人しかいないという日もあるという。おそらく日本全国でこういった素晴らしい文化が存続の危機を迎えているのだろう。今まで「夏休みは海外旅行」に行っていたような人はぜひとも国内の文化を楽しんで欲しいと思う。

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