超厳しい!

昨年と一昨年に比べ、うなぎ屋の売り上げが激減している。近所のお店を見ると流行っているのは立ち飲みや、比較的手頃な予算で飲めるトコロばかり。加えて年齢層が若い。確かにうなぎ屋って敷居が高くなってしまったのかもしれません。このあたりは販売台数伸び悩むラージ級セダンと同じ根っこか?

場所が良いのだから食材を安いモノに変えればいいのだろうけれど、ジイサンの店だから続けているのであり、ここで新しい商売をするつもり無し。私が商売を生業にするなら躊躇わずそうするかもしれない。止めずにうなぎ屋で修行してるのは、納得できる味のうなぎを出せているからだ。寒くなるにしたがって脂も乗ってきた。

何より良い新仔(今年のうなぎ。柔らかくて脂の味も濃い)が入ってきてます。うなぎの売れ行き不振は、スーパーやファストフード店などで出している「本来の味じゃないうなぎ」を食べる人が増えたからだと思う。美味しくないうなぎを食べたら、とうてい高いネダンを出してまで食べようという気にゃならんだろう。

伝統や文化というものはこうやって消えていくのね、と思う。いずれにしろうなぎの卸値が半額にならない限り、手軽に食べられるうなぎの価格とならんでしょう。例年9月は明確なプラスなのに、今年は赤字。9月中旬から一段と売り上げが落ちたので10月は激しい赤字となること間違いなし。頑張って忘年会を取らなくちゃ!

ここにきて中国も若干焦りを感じているようだ。予想以上に経済の状況が悪くなっている。水面下で交渉も始まった。ただ一旦ここまでお互いの国民感情を悪化させたら、そう簡単にゃモトに戻るまい。比較的穏便な私ですら中国製品や輸入品を忌避してます。中国のモーターショーにだって当分行かないと思う。

COTYの10ベスト車を投票す。当然の如くプリウスPHVとアクアも選んだ。今年は86/BRZだという声が多いけれど、冷静になって考えてみれば少なくとも私にとっちゃ何の面白さも無し。というか多くのクルマ好きも同じだと考えます。皆さん86/BRZに入れるだろうから大賞確実。私は違うのを選びたいと思う。

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5 Responses to “超厳しい!”

  1. かなやま より:

    市場が外食費を圧縮せざるを得ないような可処分所得しか得られてないから、というのが正しい回答じゃないでしょうか?
    庶民の大半が富豪のライフスタイルを取り入れ始めたら景気のピークと読むべきですが、一時もてはやされた「極上の癒し」という言葉も聞かれなくなって久しいですね。
    3児の父として、一家で1万円以上出して外食するのは、非常にしんどいので、週末は七輪に火をおこして自宅焼き肉だし、昨今はピザやホールケーキまで自作できるようになったりしてます。既に、一家で回る寿司やラーメンですら、控えるようになりました。
    この産業空洞化や世界的なリセッションという大きな流れは、個人の裁量で、どうこうなるような問題じゃないです。
    ミラージュやコルトを眺めていると、車も100円ライター化してるなぁと切なくなりますが、必然的な流れです。

  2. 黒リーフ より:

    このところ立て続けにお店にお邪魔しています。
    カウンターの中程、蒸し器の前に陣取ってお願いしたうなぎが焼きに入った時の、美味そうな匂いと煙が漂ってくると本当に辛抱たまりません。
    色々大変だとは思いますが、せっかくの江戸前のうなぎの味を守って頂けたら・・・・と思っています。

  3. うなぎ好き より:

    今年になってからうなぎ屋から足が遠のいています。
    値段が高騰しているっていうのも理由の一つではありますが、何より絶滅危惧種になりつつあるっていうほうがショックが大きいです。
    高いお金を出して食べたら、うなぎ繁殖の助けになるというならともかく、絶滅に手を貸している事になってしまうというのはかなり辛い。
    いずれ、うなぎはキャビアやトリュフ並みの珍味になってしまうのかも知れません。

  4. applefanjp より:

    レアアースが売れない。
    エネルギーが不足する。
    アメリカの大地に眠る膨大なシェール。
    日本の技術が逃げていく。
    中国は相当揺れている。
    この近未来を見据えたしたたかな国策が求められますよね。
    鰻、あの温かいお店。
    経営、看板を守る。
    師匠の心。ご家族やスタッフの思い。
    短い滞在でしたが、どれもが大切な宝だと感じました。
    また、行きたいです。

  5. とし より:

    景気の悪化も全て同じ現況だと思いますが、価値に見合ったという観点がなく、安いがイイ。になっています。
    結果的に安かろう悪かろうな物に溢れてしまいました。
    これは誰が悪いんでしょうか?
    結局国内の仕事を奪い、低コストの名の下に粗悪品が出回る世の中になってしまった感じです。。。
    この機会が、適正な品質で、価格に見合った物が流通する正しい世の中に戻すチャンスかも、最後の。。。

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