新型N-ONEティザー開始！　これを新型って言っちゃう？　メディアは何でも許すようになった～

ホンダが新型N-ONEのティザーを開始したというので見に行くと「あらら？」。なんだか今までのN-ONEと全く同じに見えるんですけど。ホイールとか変わったかもしれないですが。これならティザーなんかしなくたっていいと思う。そう思って現行モデルの写真をジックリ見たら、ヘッドライト回りやバンパーが違うのね。となれば新型車じゃ無くマイナーチェンジでしょう。

シャシーもN-BOXを流用する小変更レベル

フルモデルチェンジとマイナーチェンジの基準など無いため、メーカーの言ったモン勝ちということなんだろうけれど、三菱自動車だってエンジンからモーター、電池まで大幅に変更したアウトランダーPHEVを、外観が同じだからという理由でマイナーチェンジ扱いにした。N-ONEはエンジンをS07AからS07Bにアップグレードするなどしてるだろうが、やはりマイナーのレベル。

初代プリウス＆リーフも1回目のマイナーで外板以外全て変更

また、自動ブレーキシステムを「てんでダメ」なタイプから、現行世代の「夜の歩行者も検知してブレーキ」のボッシュにアップグレードしたが、このくらいならマツダや日産なら年次改良レベル。6速MTがラインンアップされることだって「バリエーション追加」。どんな基準を持ってしてもフルモデルチェンジと言うのは厳しいような気がしてならない。

コレは現行モデルです！

でも全てのメディアが「新型N-ONE」と紹介しちゃってるんだよなぁ～。もう判断能力や思考することを止めちゃったのかもしれません。メーカーの主張をそのまんま伝えるのみ。だとしたらメディアじゃなく宣伝のお手伝いです。ということで私は新型N-ONEと思っていない。マイナーチェンジかと。一方、顧客層がどう受け取るのか大いに気になるところ。新車効果あるのか？

空を切るような音を立てる大空振りに終わった現行N-ONEが”フルモデルチェンジ”として認識されて売れるようになったら、これはこれで興味深い。まだ価格を発表していないものの、開発にお金を掛けなかった分、現行モデルより実質的に10万円くらい値下げしてきたなら（装備をテンコ盛りして現行と同じ、でもOK）、そこそこ売れるかもしれませんが。

数少ない「おおっ！」はターボ＋6速MTの組み合わせを選べるようになったこと。N-ONEの6速、初代でも企画され販売寸前になっていた。誰かが「そんなモンいらん！」と蹴ったという。6MTの追加したということは「そんなモンいらん！」と蹴った人の顔にドロを塗ったワケ。この点、痛快です。蹴ったヒトの顔が見たい。ただN-ONE、よほど上手に宣伝しない限り売れないと考える。

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