モリゾウさん、英メディアから「現代のエンツォ」と表される。真意は?

いやいや驚きました! モリゾウさん、イギリスの『AUTO CAR』で現代のエンツォ・フェラーリだとリスペクトされている。内容は下にリンクしておくけれど、熱いモータースポーツ魂を持ち、強いリーダーシップでトヨタのブランドイメージを構築しているという。海外の、しかも誇り高きイギリスのメディアとしちゃ信じられないほど高い評価だ。

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悲しいかな英文だとおぼろげにしか意味が解らず、当然の如く行間なんか全く読めないため、ネイティブの知人数人に聞いてみたところ、素直な文章で他意は感じないという。なるほど客観的に評価すると、驚くべきクルマ好き親父である。社長という要職ながら公道を走る(移動も公道)ラリーという最もリスクの大きいモータースポーツを続けている点は凄いと思う。

一方、我が国の評価というと、ここにきて厳しい内容も出てきた。読んでみると、モリゾウさんというより周囲の人がやっていることの批判です。実際、モリゾウさんの直近に居る人で忖度が過ぎると思えるケースも少なからずあるように感じる。例えば先日のCOTY試乗会。みんなで10ベストカーの記念撮影をしましょう、ということになったのだけれどGRヤリスのCEが固辞。

理由は「このクルマのCEは豊田章男なので」。こういったウワサ、良くない雰囲気の内容となり、あっという間に広まる。モリゾウさん、そんな度量狭くないです。モリゾウさんに忖度しまくる人を見ていると、イメージを落とす。同じような流れでトヨタに厳しいメディア潰しを指示してると言われちゃうんだと思う。これ根本的に違う。

私はモリゾウさんにべったり張りつく気は気は無いし、よくなかったらいつでも厳しいことを書く。ただ興味深い人物のため、けっこう詳しいと思う。モリゾウさんは私のことを鬱陶しいと感じているかもしれません。レクサスの批判やGRの批判だってある。けれど「あいつを月に送れ!」みたいなことにならない。前向きの意見なら聞く耳を持ってます。

モリゾウさんが嫌っているのは悪意のある報道だ。これ、誰だってイヤでしょ。私だって公平じゃ無いと思う。イヤがっているのを見て周囲が忖度し、動いているだけ。何より「満足はダメ」という人です。そういった意味からすれば外国の人の方が素直な評価をしているんだと思う。等身大のモリゾウさん、本当にクルマ好きで感激屋で涙腺の緩いオジサンです。

トヨタというメーカーはたくさんの人が居る。面白いことに外野から見てると良い仕事をしている人は共通して「モリゾウさんを凄くリスペクトしていながら側に寄らない」のだった(誉められると喜ぶ)。もう一つは「お客さんの顔を常に見ている」。逆に忖度している人達に共通するのは「覚えめでたきになりたい」。「お客よりモリゾウさんの満足度を重視」です。

ナニがいいたいのかといえば、トヨタ社員でモリゾウさんの評判を上げているのは少し距離を置いたモリゾウファン。評価下げているのは忖度してる人達です。幸い、距離を置いてリスペクトしている人の方が1000倍多いため、トヨタは凄く良い方向に向かっている。私も距離を置いてリスペクトしている1人。現代のエンツォと表されたのは素晴らしいと思う。

エンツォのように下らんメディアは放置しておけばいいです。

 

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