カローラクロス、アメリカで発表! 日本も秒読みです
すでに昨年7月からタイなどで販売され好調な売れ行きを見せているカローラクロスながら、驚いたことにアメリカでも発売となった! アメリカ、今やクロスオーバー人気が沸騰しており、売れ筋モデルになっている。けれど日本勢は出遅れてしまっており、スバルがXVをクロストレックという車名で販売しているのみ。クロストレック、大人気車種です。
ホンダはこの手のクルマ作りがヘタだし、CR-Vと食い合いになると考えているんだと思う。マツダについちゃアメリカサイドからマツダ3のクロスオーバーを出して欲しいと何度かリクエストしたそうだが、全て広島は却下している。日産もローグスポーツ(売れ行き不振で日本は絶版となったデュアリスの後継モデル)との食い合いを心配しており出さず。
トヨタはどうするだろう、と思っていたらカローラクロスを出してきましたね! 左ハンドル仕様をタイで生産するとは思えないから、アメリカの工場で作るということ。フロントグリルの両端が下がった感じになっている点(カールオジサンっぽい。魚でいえば鯉)のみ気になるが、サイドビューやリアは素晴らしいとしか言えない。売れる可能性極めて高いです。
クルマ作りはヤリスとヤリスクロスの関係によ~く似ている。カローラワゴンをベースにボディ上物だけかさ上げして上下方向のボリュームを足している。合わせて後席の居住空間も大きくしてます。プリウスから始まったTNGAのGA-Cプラットフォーム、C-HRやカローラを見ても解るとおり後席の居住性の悪さが大きな弱点になっている。背を高くすると相当カバー出来る。
エンジンルームを見ると、左側に”下駄”のようなものを履かせて外板を取り付けている。この手法、前述の通りヤリスクロスと全く同じ。コスト掛けずに全く違う雰囲気のクルマになるから面白い。アメリカは価格を重視して2リッターNAがメインになるものの、日本仕様はハイブリッドになるだろう。トヨタの場合、CAFEに余裕あるため、1800ccのNAもラインアップする?
気になるのが日本での価格。最近のトヨタ路線を踏襲して「けっこう安いね!」という価格設定にしてきたら、CX-30や新型ヴェゼルにとって手強いライバルになると思う。全く当てにならない予想をすると、ハイブリッドで270万円台スタート。1800ccのNAがあったとすれば230万台スタートか? このところのトヨタ車の価格、競合他社と比べたら安いと思う。
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