日産の第2世代電気自動車であるアリア、驚くほど質感高いらしい。少し楽しみになってきた
日産の第2世代電気自動車であるアリア、すでに工場で先行生産を開始しているようだ。どうやらアリアから「新しい日産」が始まるのかもしれない。というのもスマートキーまで替えてきたから。スマートキーのような共用部品、変更しようとすれば大きな改革で行うのが普通。エンブレムもアリアから変更することは解っていたけれど、ハード面も新しいフェイズになる。
そんなアリア、30m乗っただけで「いいね!」と感じるという。おそらく車体の剛性感に始まり、車体姿勢までコントロールしているモーターの滑らかな制御(日産は初代リーフから走り出しのギギギギという微振動を伴うコギングを全く感じさせない。同世代のアウトランダーPHEVに乗るとハッキリ差が解る)、サスペンションの動きなど全て新世代基準なんだと思う。
私がイマイチだと思っているデザインも生産車を太陽の光で見ると「おおっ!」だという。ほぼ同じサイズになるベンツEQAと比べてもアリアの方が存在感あるそうな。こういった評価、現時点では全く出回っていないため、良いクルマだと思っている人は少ないだろう。少なくとも今まで展示されていたアリアを見ても、全く気持ちが動かないですから。
運転席と助手席のフロアマットは1枚モノらしい
こうなると先行受注を高いグレードから始めた戦略は失策だと思う。アメリカの新参アパレルなども最初だけ安い。評価上がれば徐々に値上げしていく。自動車業界で上手くやったのは初代LS400だった。最初の価格は3万5千ドル。内容を考えたらバーゲンプライスだ。人気上がるに従って毎年5%程度の実質的な値上げをしていく。アリアもそういった戦略がよかったと思う。
具体的に書くと装備テンコ盛りのリミテッドじゃなくベースグレードに若干の実用的な装備を加え、台数限定の初期受注限定バージョンを作る。おそらくベースグレードは560万円くらいだと思われるため、補助金使うことで400万円少々になります。人気になれば装備を外せばいい。順調に売れたら徐々に実質的な頒価を上げていけばよい。実績無いクルマに高い値段付けたら動かないです。
ということでアリアが少し楽しみになりました。
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