見た瞬間ヨダレでました~! SEMAショーで発表されたGRカローラ・ラリーコンセプト
世界最大の「改造車ショー」として知られるSEMAショーでGRカローラ・ラリーコンセプトというモデルが出展された。GRカローラをWRCのGRヤリス風に仕上げたもの。ブリスターフェンダーで片側9cmづつ広げ、大きなリアスポイラーを加えている。10日間で作ったというだけあって雑なブブンもあるけれど、カッコ良さときたら文句無し!
どんな基準を持ってしても「素敵!」としか言えない。こんな感じでGRが世界5000台限定くらいで作り1000万円くらいのプライスタグ付けて売ったら、間違いなく瞬殺だと思う。その前にGRヤリスベースでWRCのラリー1レプリカ作って欲しいですが(ロールケージなど競技装備は不要)。いや、ラリージャパンでお披露目されるラリー2レプリカでもいい。
WRXやランエボ無き今、こういったクルマを作れるのはトヨタとヒョンデしかない。あまり知られていないがヒョンデの会長と社長はカーガイ。会長なんか日本でレースやってましたからね。このままだとヒョンデに先行されそう。そしたらモリゾウさん悔しがると思う。ヒョンデに先行されて悔しいんじゃなく、トヨタから先に出ないことに対するダメ出しだ。
10日間で作ったというだけあって突っ込み所は満載。リアスポイラーはカッコだけだし、シートベルトは股ベルト無いと役に立たない。油圧サイドだって位置が低すぎ。ラリーやったことの無い人だとすぐ解ります。でもイキオイだけは番長だ! SEMAショーにはたっくさんの改造車が出展されているものの、目立ち度からすればTOPクラス。
ちなみに私のWRX S4だけれど、12月4日に恵那で開催されるウィーメンズラリーにエントリーしてます。終わったらキーキー鳴く競技用のパッドを鳴かないタイプにしてスポーツカーとして使おうと思う。先代WRX S4のデザイン、もの凄く好きだしリストリクター外したら本来の300馬力に戻って超楽しい! この固体、タイの国王杯も獲得したラッキーガイです。
目立つため道交法厳守の走りをしなければならないですが
WRCの出費はタケノコ剥ぎ風味だったため(現在進行形ですが。泣)、終わったらクルマを少し減らさないとならぬ。かといって今持っているのはどのクルマも愛着一入。選び抜いたこともあり、乗ると楽しい。GRカローラやGRヤリスのラリー車レプリカを買うなら、全て手放して1台でやりたいと思う。というかその前に純ガソリン車を新車で買える時代は終わっちゃうかも。
10日間で作ったぜ、的な動画
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以前ダチアか何かのハッチバック車にダンボールでオーバーフェンダーを張り付けて、ヤリスWRC風(先代のやつ)っぽい車を作り上げた動画を観たことあります。(笑)
こういうの楽しんだ者勝ちというか、WRCレギュレーションだとか史実上の系譜だとか考えが持ち上がる前に出来たものを楽しむことが肝要。
SEMAだって改造車の一大イベントというか、クルマ好きの祭りだし、だったらこの車は祭りで担がれる神輿か、引き回すだんじり、もしくは練り歩くねぶたみたいなもの。
何より組み上げるオジサン達の得意げな顔がイイ。
でもカローラじゃ狭そう。(笑)
来年のワークスカラーはこれか?と思うくらいのカッコよさ。
反響次第でGRMNカローラはこんな感じで出るのかも。
GRカローラが注目されるのは、ラリーのイメージ食っているレヴォーグ・WRXにMTかDCTなどの魅力的な2ペタルがないからだと思っています(できればADAS対応で)。
スバルに代わって親会社であるトヨタが、グループ傘下の顧客が逃げないように一生懸命考えているんじゃないかと。
なのでいつかは、EJエンジンなくても、CVTでも、かつてのSTIのように走れるんだよ(S旦那仕様じゃないんだよ)と証明してほしい。
別に以前のようにガンガンとニュルで優勝しなくても、アルテツッアの中古から始まったG’sレーシングのようにでもいいから、S4でメーカー自ら何かやらかしてほしい。先代S4はタイラリーで優勝してるんだし。
CVT油温が上がるならクーラーを付けて、ベルト・プーリーが持たないならシェフラーに頼んで。エンジンブロックが持たないならCAE解析の精度をあげて補強して、冷却・潤滑を補強して(1レース持つくらいにはなるのでは)。
そうでもないと、レヴォーグやWRXやSTIのルーツは何だっけ?となりかねない。20代の自称車好きの若者からスバルは何であのブルーが好きなんですかと聞かれて心配になってしまいました。