マツダ素晴らしい決定! 毛籠さんが社長になるとな!

3月12日に「自動車はMRJやH3ロケットのようにならない」と書いた。そこでマツダは毛籠さんがいるから大丈夫だと思う、と書いた時点じゃ全く予想していなかったのだけれど、何と! 丸本さんからバトンタッチされることになった。ちなみに現在の肩書きは取締役専務執行役員。そのポジションですらマツダは明るいと思っていた。社長になったら一段と実力を発揮できます。

何回か書いてきた通り毛籠さんの手腕はアメリカを見れば解る。日本市場ではダメ出しをされていたガソリンターボのスポーツモデルを出したり、大ヒットを飛ばしているCXー50の企画を作ったり。お客さんのことを見ている。ただ毛籠さんは62歳で、これから社長になるのは難しいかな、と思っていた次第。毛籠さんにも「社長の目はないので大暴れしたらいい」とか言ってました(泣)。

考えてみたら4年後だって66歳。豊田章男さんの会長就任と同じ年齢だ。社会慣習から「難しい」と考えていただけで、手腕からすればベストだと思う。次期社長を決める最大のパワーは現社長。丸本さん、素晴らしい人選です。とはいえ昨年辞任した藤原さんがやってきたクルマ作りは今の自動車産業の流れと全く違う。「電動化なんか無理」とか「高いクルマで儲ける!」ですから。

CX-50

昨日もCX-60のマイルドハイブリッドディーゼルに乗ったけれど、いかんともしがたい。パワーユニットは至る所でギクシャクするし、乗り心地は厳しい。ハンドル一杯切るとヘンな音までする。藤原さんお気に入りのMX-30をベースにしたロータリーエンジンPHEVだって売れると思えない。電気自動車はほとんど手つかず。欧州の燃費規制CAFEもメチャクチャ厳しい。

おそらくトヨタの力を借りなければならない場面だって出てくるだろう。そのときもCX-50(トヨタとの協業です)の時に作った人脈など良い追い風になるに違いない。マツダに残された時間は少ない。最初から全開で改革に取り組んで頂きたく思う。何よりマツダが元気になると自動車好きにとっちゃ嬉しい。クルマの評価こそ譲れないけれど、それ以外は精一杯応援したい。

 

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3 Responses to “マツダ素晴らしい決定! 毛籠さんが社長になるとな!”

  1. アミーゴ5号 より:

    クルマの開発では、企画&技術の魂がクルマに宿ると思っています。

    ただ片方だけでは、駄目なんですよね。企画だけだと妙ちくりんなデザインや市場に媚びたクルマが出てくるし、技術だけでもこだわりすぎて浮世離れしたクルマが出来ちゃう。

    企画と技術の両輪が噛み合って、はじめて魂は宿ると思っています。

    マツダは、スカイアクティブ戦略を始めた頃は、両輪がガッチリ噛み合っていたと思っています。でもガソリン高圧縮&ディーゼル低圧縮を実現したあたりから、技術に偏りはじめちゃいました。

    思い起こせば、マツダはバブル崩壊直前から国内5チャンネル販売網を推進して、会社を傾かせました。あの時は、企画に偏り過ぎたのですね。。。

    マツダには、今一度ZOOMZOOMの精神に立ち返って欲しい。なぜならZOOMZOOMは、ユーザーが感じて評価するものであり、メーカーの自己満足の指標ではないからです。

    マツダには、是非とも企画&技術を両立したクルマ創りに邁進して欲しい。新社長さんとマツダの底力に、大いに期待しております!!!

  2. 無名士 より:

    CX-5、MAZDA2のMCあたりからこれまでの
    上辺を取り繕って気取ったマツダと違う風は吹きはじめて居たように思えます。
    たとえばMAZDA3はスポーティな外観と一昔前のファミリーカーみたいな乗り味に違和感を感じましたが、せっかくの素敵なデザインを活かした走りのモデルが出てくることを期待したいです。

  3. z151 サンバー愛好者 より:

    後継車はないと云われているマツダ6(アテンザ)クロスオーバー出ますかね?
    最寄り駅から会社の通勤途中で通り過ぎるマツダディーラー、中古車だとボルボも扱うのですが、新車よりも中古車ディーラーの方が魅力的。(笑)
    仕事柄半田付けするのでワークマン御用達なのですが、ジーンズや綿のワークパンツだと「お試しください」言われても躊躇してしまいます。
    白い革内装とかオシャレですけれど、色移りや傷が入らないかヒヤヒヤものです。
    一番魅力的に化けそうなのはCX-5のオフロードバージョンでしょうね。
    値段と大きさと性能がバランス取れていて、マツダ党じゃない人にもオススメしやすいし。
    ここにCX-50みたいなワイルドさを加味したら…。
    私だって候補に入れてしまうと思います。

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