北海道のバス事故、当局が抜本的な事故防止策を取らないので今後も同じような死者を出す
5人が亡くなった北海道のバス事故、どうやら原因はトラックが対向車線にはみ出してきたことのようである。この手の事故、道路に於ける絶対的な走行台数からすれば少ないものの、死亡事故ゼロを求めるなら必ず対策をしなければならない。対向車線にはみ出す理由はそれほど多くないと考える。1)追い越しのため。2)居眠りや疾病によるもの。3)車両トラブル、です。
意外に思うかもしれないけれど一番難しいのは1)である。人為的かつ積極的な操作だからだ。人殺しが罪だと知りながら殺すのと同じ。これは回避するしか打つ手無し。逆に考えると前方さえ見てれば何とか逃げられる可能性が残る。ただ逃げて路外に逸脱した際の損害をどうするかをしっかり決めておく必要があります。ドラレコ付きの車両なら100%追い越し側の責任とすべき。
2)実際発生している事故はこのタイプが大半を占めているようだ。先日、運転中に居眠りしたタクシーを紹介したけれど、いつでもどこでも発生しうる。対策だけれど、まずドラレコを全車に装着。高いGを検知した記録あれば全てチェックする。個人単位で何度か発生していれば、しっかり原因を探ればいい。睡眠時無呼吸症候群のような疾病というケースだってあるだろう。
車線逸脱防止装置付きなら今回の事故は防げた/イラストはマツダ
ハード側でも対応可能。最近の乗用車に標準装備されている車線逸脱防止機能の精度や性能をもう少し上げ、しっかり車線に残れるようにすればいい。それこそAI制御技術を取り入れ、ドライバーが停車車両や障害物などを意識的に避けるような時は制御を入れなければOK。はたまたドライバーの視線追従カメラを標準装備化し、前方を見ていないときはきっちり制御する等々。
ハード側の装備についてはすぐにでも実用化出来る。とりあえず65歳以上のドライバーと、ドラレコの運転実績で黄色判定を受けているドライバーから導入して行き、同時に対応車種は任意保険料を下げるなどしていけば、コスト的にもそれほど大きなものにならないと思う。これまた関係する当局が積極的に動かないとならないけれど、日本の役人は面倒なことをしたがりません。
今後も悲惨な事故は続くと思う。その度にメディアはドライバーと会社の管理責任を問うのみ。根本的な対策を求めないです。
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何の慰めにもなりませんが、絶対追い越していけないイエローラインなら、樹脂製のポールでもキャッツアイでもずーっと並べておいたら、踏んだら気づいて事故を防げるのではないかと、ニュースをみながら考えております。
あんなものすぐにボロボロになって道路が汚れると言われるかもしれませんが、最近は右折侵入禁止の所に結構並べられております。
バスの後ろを走っていた車のドラレコ映像がネットで出てましたね。
あれを見る限りではトラックの運転手の居眠りっぽいです。
高松自動車道でも家畜を載せるような大型トラックを
運転していた76歳のドライバーが追い越し車線に
進路変更して後続のバイクの人を事故死させてましたね。
畜産業の高齢化が影響しているんでしょうね。
この場合は後方警戒レーダーで車線変更させない
仕組みが必要なのかな。