BRZで「マニュアル車にアイサイトが付く」と話題になっているけれど、今までも普通に存在します
BRZのマニュアルミッション車に自動ブレーキやアダプティブクルコン機能付きアイサイトが採用されると話題になっている。読むと「マニュアルなので25km/h以下になるとアダプティブクルコン機能はカットされる」とか「エンジン止まってもブレーキの負圧は残るので心配無い」みたいな解説を付けてます。う~ん! GRヤリスにアダプティブクルコンや自動ブレーキ付いてるの知らない?
記事を見ると驚くべきことに「マニュアル車なので停止まで制御出来ない」とか「自動ブレーキで停車するとエンストする」みたいな記述もある。そいつを受け「自動ブレーキは完全停止しないようだ」と思い込んじゃってる人まで出てきた。繰り返すけれど、マニュアルのアダプティブクルコンなんかいっくらでもあるし、私のサンバー(ハイゼットですが)だってマニュアルの自動ブレーキ付きだ。
GRヤリスはとっくに採用
本当に知らない人のために書いておくと、アダプティブクルコンは当然ながら停車まで対応出来ないため30km/h以下になると解除される。稼働は2速以上。1速ギア以外ならクラッチ踏んでシフトアップやシフトダウンをしてもアダプティブクルコンは継続稼働します。これまた普通のこと。自動ブレーキは完全停止まで制御し、止まった時は当然の如くエンジン止まる。
軽自動車だってマニュアルの自動ブレーキがある
エンジン止まると負圧が無くなりブレーキ掛からないと思っている人も居るようだけれど、全く問題無し。ただBRZに付いて言えば、アイサイトだと標準的な機能になっているレーンキープサポートなどは無し(車線逸脱防止機能はある)。右左折時の歩行者検知機能についちゃ無いようだ。2世代くらい前のアイサイトをイメージすればいいんじゃなかろうか。
さて! 今回のADAS装備でBRZ(おそらくGR86も)を販売出来る期間が大幅に伸びた。今年の秋からADAS無しだと継続生産車も販売出来なくなるからだ。最後のマニュアルミッションで操る純エンジン車候補としちゃロードスターと並び、超魅力的なクルマになったと思う。早い納車を希望するなら人気薄いBRZを。少し待っても良いという人は人気のGR86を!
<おすすめ記事>
BRZにアダプティブクルコンが付いたという新聞記事を読んで、ビックリするような新しいシステムが開発されたのかと目を凝らして読むと、私が約3年前から所有するGRヤリスについてるものと同程度。
常々国沢親方が指摘されている、車関係に関する大手マスコミの認識の間違いや、時間や時代の遅れを、改めて感じました。政治や経済に関しても、頓珍漢な記事がよく見られます。
便利な社会になって、脳みそを鍛えることを放棄し(今後、チャットGPTが普及したら恐ろしい。とくに子供たち)、絶対的知識も不足。作る人間がそうだから、新聞やテレビの衰退は当然でしょう。
以前に技術担当者が将来MTにもアイサイトが搭載できる様頑張っている…みたいなコメントを出していたので、いずれマイナーチェンジの時に出るだろうと思っていました。ただレーンキープ等が無いのが残念ですね。構造上仕方がないですけど。
3年ぐらい前にヒョンデ/KIAが開発したiMTと呼ばれるクラッチバイワイヤーが有れば、ACC搭載のMT車でも完全停止まで制御出来るのでは…と思いますが、如何でしょうか?
アクセラの6MTにだってアダプティブクルコンなんて標準でした。
もう10年以上前の話し。
今さら目新しいみたいにアピールされてもねぇ。
やっとなの?って感じ。