荷物を運ぶ東海汽船は5日間欠航。飛行機2日欠航の八丈島は困窮しているのか?
台風取材に来たTVクルーは本当にご苦労さんである。皆さん13日の最終便で帰京する予定だったそうな。最終便、八丈島まで飛んできたものの着陸出来ず戻ってしまった。次に飛ぶのは16日の朝。基本的にTVクルーは3人。台風逸れてすることが無し。当然のことながら東京からは「なんかネタを送れ!」。そんなことから「5日間の欠航で困窮している様子を取材しろ」になった?
そんな八丈島の状況です。スーパーに生鮮品やパン、卵、牛乳が無いとTVニュースで流れていた15日は午前中仕事。お昼から『酒池肉林』というインパクトある美味しいラーメン屋さんに行くと一生懸命営業中。つけ麺に煮卵のトッピングを。食べ終わったら日本一水質が良いという底土海水浴場へ。八丈島からの台風中継で必ず写る簡単に越波する映える低い堤防(笑)がある。
15日午後の底土海水浴場
午前中は赤旗だったが午後から黄色旗になっていた。孫2人と堤防の内側でスキンダイビングの特訓。堤防の先の方にレスキュー2人。全域を警官が3人くらい監視してくれている。目があった人に「ご苦労様です」と声を掛ける。何度も書いてきた通り八丈島の警官、空港や港でも来島者に声を掛けたり会釈するなど、良い仕事をしてると思う(一時停止の取り締まりやネズミ捕りはやってますけど)。
夜は居酒屋さんもやっているが、孫2人と3人なので遠慮。小屋に戻って着替え、ガンプラ買いに行き(今年の連休に古い在庫のある売店に行ったら15年くらい前のプレミア付きレアモノが何点かあって買い占めた)、温泉に行き、夜は買っておいたほうれん草やピザなど普通の晩ご飯。八丈島で知り合った皆さん何人かに話を聞いたら困っている人は皆無。むしろ「大丈夫?」と聞かれた。
このつけ麵、美味しい! 3日前も同じものを
あと3~4日定期船が来なくても困る雰囲気なし。もちろん私も3~4日なら食べるものはあるし、1年365日しか飲まない般若湯だって揃ってる。3日間くらい停電したり水が来なくなったりしたら困る人も出てくるかもしれないですけど。いろんな意味で島の皆さんのサバイバル能力を見せて頂いた。ちなみにTVに必ず出てくる『あさぬま』というスーパーでいつも買い物してます。
15日の夕方に行ったら野菜や卵、牛乳、お弁当、パンなどは無かったものの果物はあるし冷凍食品だって山ほど。何よりビールがたっくさんある。ガンプラ売っている総合スーパーも冷凍食品やカップ麵など普通に売ってます。島民の皆さん冷凍庫に食べきれなくなるほど食べ物が入っているそうな。ただ観光業は八丈島に限らず大きなダメージを受けたと思う。
なにしろ11~13日の飛行機でみ~んな帰っちゃいました。当然ながら来島者も島の人の里帰りのみ。宿も居酒屋さんも予約で一杯だったと思う。とはいえ台風による被害が無かったのは本当によかった! TVクルーの皆さんお疲れ様でした。次は八丈島に遊びに来てください。なにより島外の皆さんから心配して貰えることについては皆さん感謝している様子。ありがとうございます。
孫達にとっては残り少ない合宿。小4はスキンダイビングで5m。今年初めて海に入る小3はライフベスト無しで1時間くらい足が立たないような海で楽しく遊べるように仕上げようと思う。子供の食事と洗濯、夏休みの自由研究など一人で面倒を見てる。考えてみたら自分の子供は忙しくてこんな長い時間、3人で過ごしたことはなかった。大変だけど幸せです。
<おすすめ記事>
学生がネット情報をコピペして、自分勝手にレポートをつくるように、マスコミもさもありがちな映像を創作して、まことしやかに放映している訳ですな。
虚無な作業、ご苦労なこってす。
冬の新潟の豪雪地帯でもよくあります。「大雪で道路が寸断された孤立集落」という中継を東京のテレビは繰り返すのですが、そうした集落は普通、数日間孤立してもなんとかなるように備えています。
お疲れ様です。以前、八丈島の漁港を担当していたので、底土港懐かしいですね。
伊豆諸島の客船航路については、大島、新島、式根島、三宅島、そして八丈島に関しては海況と天候に対応すべく、1島2港になっているので、台風は別として、時化ていても結構な確率で着岸できていましたよ。
八丈島は、底土港と八重根港に客船が着岸できますが、大概底土港に着岸して、八重根港はあまり着岸していなかった記憶がありますね。
八重根は、客船メインの港湾と漁港がほぼ同じ場所で、底土港は、隣に神湊漁港があり、ともに漁港としては第4種漁港で離島の漁港としては規模が大きい部類に入っていましたね。
お疲れさまです。怖いのは(悲しいのは)気にされない事、夏休みでなかったら注目されなかったでしょう。大きな被害無くて良かったです