パリでSUVの駐車料金を普通のクルマの3倍の1時間2900円に値上げ! 欧州でSUVバッシング始まる!
いやいや驚きました! フランスのパリ市はSUVの駐車料金を3倍にするかどうかの住民投票を行った結果、2024年9月から中心部の駐車料金を1時間あたり6ユーロ(約960円)から18ユーロにすると決定した!18ユーロといえば約2900円! 東京では六本木や赤坂の異常に高いコインパーキングに匹敵するレベルだ。ただし、投票率は6%以下と低く、賛成票も55%とのこと。いささか強引過ぎる決定に思える。なぜか?
日本だとあまり知られていないことながら、ここにきて欧州では一部の環境派からSUVバッシングが始まっている。「大きくて重く、空気抵抗も大きいSUVはエネルギーを大量に消費するから」という理由である。実際、同じキャビンスペースを持つSUVと5ドアHBを比べたら、20%以上二酸化炭素を多く出す。なのに、厳しい燃費規制CAFEが施行されてもSUVの売れゆきは伸びる一方。
当然ながらラージクラスのSUVだと燃費悪く、CAFEの罰則金(燃費悪い車種には罰則金が上乗せされる)もかかってくる。車種によっては100万円以上の燃費罰則金が必要なほど。それでもお金持ちからすればたいした負担じゃない。かつてアメリカでも『ガスガズラータックス』(ガソリンがぶ飲み税)というのを掛けたが、お金持ちはまったく気にせず払っていたことを思い出す。<続きを読む>
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このパリの駐車場規制ってSUVは影響がありますが
重量2トン以上のEVも規制となるので結構影響が大きい気がします。
テスラのモデル3も2トン超えてますし
そもそもSUVとEVの相性って非常に良いので
不思議な規制だなって思いますね。
フランスに、参考になる国を教えてあげたくなりました。
まずハイブリッドの普及率が、半端なく高い。個人保有の割合が高い上に、都心のタクシーなぞはLPGハイブリッドですぜ、旦那。
更にその国独特の国民車構想から生まれたコンパクトな軽規格があって、エンジン660ccで実燃費も良い。今では新車販売の半分近くを占める勢いだとか。
そうそう、その国の大手自動車メーカーは、フランスに乗っ取られそうになって、社内クーデターが発生。そこのトップはオムツを履いて、楽器箱に入って国外逃亡したとかしないとか。
実はカーボンニュートラル技術では凄く先進的なのに、石炭発電をあからさまに批判されて、世界から一向に認められないという不思議な国です。