休日の中日なのでクルマと関係の無い日々修行談です
私の実家は昭和2年からやっていた中野北口の鰻屋でございます。開業した母方の祖父は上野不忍池の畔にあった『美登里』という鰻屋で修行し、暖簾分けしてもらい中野で開業した。その時の兄弟子は、数寄屋橋で開業した後、戦禍で武蔵小金井に移転したと叔母に聞いていた。今でもお付き合いがあり、鰻を送って頂く。調理方法はオーソドックスな江戸風。
江戸の料理の特徴は日本中からやってくる人の誰もが美味しいと思える洗練された味を持つことです。鰻の場合、うなぎ嫌いを作り出すイヤな脂をしっかり落としてあります(蒸さない地焼を好む人には物足りない?)。クセがなく鰻本来の味だけ堪能出来るという寸法。加えて長い歴史を持つため、問屋さんも気を遣うのでしょう。使っている鰻が上質です。
デザートは沖縄の宮城さんが送ってくれた沖縄マンゴー。いつも安定して美味しいのだけれど、今年は特に良作らしく思いきり甘い! 単に甘いだけでなく味が濃い! マンゴー喰わせておけば機嫌が良いというマンゴー親父のため世界中のマンゴーを食べてきたけれど、今年送ってくれた沖縄産は抜群です! タイ人やメキシコ人が食べたら魂消ると思う!
1kg級がけっこう釣れる
八丈島には毎月通っている。昨年あたりから海が変わったらしく、石垣鯛増えてます。ムカシから釣れたそうだけれど、イスズミやニザダイと同じく磯臭くてまずいとされていた。しかし最近釣れる石垣鯛は磯臭さ無く美味しい! ごく稀にシガテラ毒を持つ個体もあるようだけれど、カンパチやヒラマサと同じ。八丈島でヤラレタという話は聞かない。
椎名誠さんもひいきにしていた『むらた』という居酒屋さん
八丈島は人口7千人くらいとちょうど良い規模で、情け島と呼ばれるくらい人が良い。犯罪ほぼ無く、警察と住民の距離感もちょうど良い感じ。運転マナーは極めて良く、一時停止や速度違反の取り締まりをやっているが皆さんスピードも出さない。捕まるのは観光客くらいらしい。渋滞なく信号も少ないので八丈島にいるとストレスから解放されます。
不思議なのがワイン。昨年来のユーロ高で高騰するかと思いきや、まだふんばっている。私の年になるとポリフェノールを含む赤ワインはクスリだ。赤ワイン、あまりに数がありすぎて迷う。以前も書いた通り私はソムリエが選んだセットで購入してます。直近は相当イケる15本セットで1万3600円をポチッた。受賞ワインばかりなのでお買い得感高いです。
<おすすめ記事>
国沢さんに倣って、徒然なるままに、、、
先日紹介して頂いた本「トヨタの子」が、図書館で14人待ちになっておりまして、他にないかなと思っていたら、「どんがら」を見つけました。
これはトヨタ86/BRZとスープラの開発責任者、多田さんを描いた読み物で、あまりの面白さにあっという間に読み切ってしまいました。
実はこの本を見つけたきっかけは、この本を原作としたユーチューブ動画でして、こちらも大変面白い!
https://youtu.be/AoIj_b2W4tk?si=AoT8VQDW5MZ2IP-A
でも売れるスポーツカー創りの困難さは尋常ではなく、今後トヨタのスポーツカーは、GRヤリスに収斂するかもしれないと感じた次第です。
>江戸の料理の特徴は日本中からやってくる人の誰もが美味しいと思える洗練された
なるほど…。
国沢先生がなんとか守ろうとしていた鰻屋さんを閉めることになってしまったのはかなり大きいことだったんだと思います。
鰻の油は嫌いではないけど、外国産は油がちょっと多くて、国産のは値が張るけど美味しいし価値はあるなと思います。(何とかなくならないで頑張って)
日本中から美味しいものが集まってきていた築地が豊洲になって、みんなで楽しめるのかなと思っていたらインバウン丼の登場で値段と評判にクリビツテンギョウ。小池さん都知事初任の公約で何か移転に関して良いことすると言っていたようなそうでなかったような。
来年再来年のお盆くらいには観光客も減って、日本中の人が美味しい物が食べられる江戸(東京)に戻ってくれているのでしょうか。
いつも楽しく拝見しています。
八丈島は情け島と呼ばれているんですね。
私は「麦冠 情け嶋」という焼酎が大好きで、いつも飲んでいます。八丈島で造られていることは知っていましたが、商品名の由来は知りませんでしたので納得できました。
一言でいえば「麦チョコ」みたいな味の焼酎ですが、佐藤や兼八がお好きな人ならお勧めです。
騙されたと思って、地元のお店でぜひ一度ご賞味あれ。