タイで走行8万kmのBR-Vに乗ったら車両の劣化具合に衝撃を受けました~

以前、ホンダの人に「BR-Vを日本に導入したらいいのでは?」と言ったら「耐久性や品質面で日本だと厳しいんです」。タイで走行2万kmの広報車に試乗した時は「この程度なら問題無い」と思ったけれど、先日走行8万kmの個体に乗って驚いた。1月6日は走行10万kmのカローラで「新車と変わらないじゃん!」と驚いたのだけれど、BR-Vはあまりのヤレ具合に衝撃を受けた。

2019年4月以降の後期型です

まず車体全体がユルい感じになっている。足回りに使われているブッシュ類が硬化しているのか、劣化しているんだと思う。確かにタイの道は全般的に大きい入力が多いため車体のヘタりは進みやすいかもしれない。それにしても8万kmでここまでヤレると厳しい。その他、ブレーキ踏力と利き具合がリニアでなく、レンタカーだったのだけれど「ブレーキ急に効きますので」。

エンジンやミッションは全く問題無し。昔からホンダのエンジン丈夫です。決定的なのがインテリアで、運転席シートこんな感じ。全く問題無いインテリア素材の場所もあるのだけれど、一番負荷の掛かる場所を見たら厳しい。もしかしたら走行距離のサバを読んでいるんじゃないかとも思ったが、話を聞いてみると買った時はもっとシャッキリしていたという。

5年/8万kmには思えない

考えてみたら初代BR-Vは徹底的にコストダウンした新興国向き『ブリオ』の兄弟。フィットより2ランクくらい低いコストらしい。ホンダにとって初めての「A要件と呼ばれるホンダの社内基準を満たしていないクルマ」だった。WR-VにはBR-Vの教訓など入っており、大幅に耐久性の向上を図っているそうな。タイ生産マーチの走行10万kmモノにぜひ乗ってみたいと思った。

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3 Responses to “タイで走行8万kmのBR-Vに乗ったら車両の劣化具合に衝撃を受けました~”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    この経年での劣化度合いを見て、昭和の日本車を思い出しました。10年10万キロで廃車のイメージでしたから。

    逆にレポートを読んで、ちょっとやそっとでは劣化しない今の日本車が素晴らしいのだと実感。

    この高い品質は決して当たり前ではなく、素材や部品メーカーの長年の努力の賜物なのだと、あらためて認識しました。

  2. るな より:

    先生 HONDAスタッフの方でしょうか?言っている事を間に受けてはいけません! 合成素材のシート 3年で座面なんかヒビ割れて酷い物は切れてしまってますよ 特に FIT NBOX 保証期間内に切れてくれたら良いですが だいたい4年位で残念でした〜です もし可能なら 購入後 5年位のユーザーレビューも扱ってくれると より参考になりメーカー品質も良くなるのでありがたいです。

  3. スカイラインを降りた者 より:

    BR-V、デザインだけ見ればフィット・クロスターよりSUV風でいいと思います。
    腰高でヒップポイントの高い車は、写真のようになりやすい。それでもビニールやニセモケットのシートだったリッターカー・軽自動車よりマシに見えます。穴が開いていないので。。。
    しかし、エアコンがあるとはいえ暑いタイ国で合成皮革のシートはなかなか人間にもきついのではないでしょうか。その辺もして、ユーザー想いでない感じがしてしまいます。

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