ついに姿を現せ始めたウーヴンシティを見てきました。私は期待しかありません

TVやメディアでウーヴンシティを報じていると思う。2月22日はお披露目会でした。私も見てきたので印象など。私にとって一番知りたかったのが、今回の場所だけで終わるのか、それともニーズあれば日本全国に展開するのか、と言う点である。最近何度も書いているように我が国の安全は怪しくなってきた。イキナリ押し入られて殺されることだってあるほど。

私も容認されるなら武器を枕元に置きたいところながら、熊よけスプレーと、外構の監視カメラ&センサーライトなど、日本の法規が許す範囲での防御策しか取れない。だからこそ許可も貰わず勝手に「私のウーヴンシティ」などと称して犯罪のない八丈島を引退後のベースにしようと考えている。治安の悪い海外だとウーヴンシティのような「ゲートシティ」は普通にある。

ということでウーヴンシティを他にも作る可能性を聞いてみたらSenior Vice Presidentの豊田大輔さんは「当初ウーヴンシティはモビリティの総合実験を行うということでスタートしました。ただ安全に暮らせたり、子供が安心して遊べる場所を作れるという側面も考え始めました。今はこの場所だけに限らず、ニーズがあれば日本はもちろん海外にも作ることを視野に入れています」。

私は治安やモビリティの他、エネルギーの自給自足も大きいと思っている。ウーヴンシティの中は工場やテストコースと同じで、様々なトライが出来る。再生可能エネルギーで電力を作り、余ったら水素にして貯蔵し、夜間に燃料電池などで電力とお湯を作るなんてことだって出来る。敷地内に川があれば水力発電。山あれば重力発電だって可能。地熱発電も面白い。

一般メディアの皆さんもいたのだけれど、出る質問の多くは「どうやってお金を稼ぐのか?」に集中する。ウーヴンは赤字だと言いたいのだろう。一般メディアの記者さんって2~3年で担当が変わるから、短いスパンで収益を出さないと気にくわないらしい。そもそもテストコースなんか100年経っても黒字にならないです。世界中にウーヴンシティが出来たら面白い、とか考えないのだろう。

個人的な懸念は1つだけ。あまりにも杓子定規になったら、人間としての魅力が出てこない。地下通路を台湾の夜店街のようにするとか、トヨタが進出している海外の料理屋さんを入れるとか、ココロの奥行きまで考えてくれたら素晴らしい! ちなみに全長360mのクルーズ船には9千人が乗っている。都市部には1000m×200mくらいに1万人が住むようなウーヴンシティがあってもいい。

2 Responses to “ついに姿を現せ始めたウーヴンシティを見てきました。私は期待しかありません”

  1. Ken より:

    筑波研究学園都市に育ったので、馴染みのある風景です。人間的でない、という声もありましたが、緑も多く広々とした整った街で、私は好きでした。東京都心に行っても、電線と電柱、統一感のないごちゃごちゃした街並みで、憧れは持てませんでした(だから今も都心への憧れがないんだと思いますが)。

    つくばも国が財政難になると、メンテナンス費用が無くなって、だいぶ衰えました。近視眼的な人は採算がとすぐ言います。でも、短期的な利益は無視して長い目で投資と整備をしていくことで、将来に渡り優れた投資となることでしょう。目先の利益しか見られなければ、ここ30年の日本と同じく、何も生まれません。

  2. スコップくん より:

     愛知万博、セントレア、はたまた、できたばっかりの時の蒲郡のラグーナみたいに都会で暮らしたことのない田舎出身者が経費最優先で立案した何の面白みのないものになってしまってないか心配でしたがその点はいかがでしたか?居住スペースの出来とか?
     もっとも最初のうちはそこで住む人の多くもトヨタ関係者で同じような感性の持ち主ばかりなので何の問題はないとは思いますが…
    ※P.S.この息子さん、将来の跡継ぎとして耐えられると思いますか?

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