売れ行き低迷のVW、新型パサート日本発売! 果たして盛り返しの第一歩になるか?
フォルクスワーゲン・ゴルフの兄貴分となるパサートが9代目に進化。セダンはラインナップから落ちたものの、質実剛健なつくりは変わらず。ゴルフ同様、こちらもベーシック・モデルでその真価を試した。モータージャーナリストの国沢光宏がリポートする。
日本市場でフォルクスワーゲン(VW)が伸び悩んでいる。理由はふたつ。2015年に発覚したディーゼルゲート&デュアルクラッチ式DSGの信頼性問題によりブランド・イメージを落としたことと、電気自動車の開発に注力した結果、日本市場で新しいクルマを出せなかったためだと思われる。2014年に年間7万台近く売れていたVWながら、10年後の2024年は2万3千台と3分の1になってしまった。
欧州市場も苦戦中。そろそろ何とかしなければ、ということなんだろう。ここにきてエンジン搭載モデルのラインナップ拡充を始めている。カーボンニュートラルの目標は2050年。まだ25年あるので、腰を落ち着けて電動化していけばいい。<続きを読む>
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