ミライースの実力を分析すると、動力性能とコーナリング性能は低いが林道じゃけっこう速い!
毎度ラリー終わってミライースの性能を分析している。今回興味深いSSがありました。サーキットの一部を使ったのだけれど、コースは単純明快。ペースノート無くても有視界走行可能だ。クルマのポテンシャルをフルに発揮出来る。このSS、私は1本目から上手にまとめられたと思う。なのになのに! 66台中59位。納得出来なかったので午後は減衰力少し上げ、車高落とそうとした。
66台中59位。CLSCはクラシックカーです
ところが車高調が固着しており減衰力しか上げられず。ダメモトで試してみたら、案の定イン側の荷重が抜け十分なトラクション掛からなくなった。で、0.6秒遅くなり61位。1回目も2回目も加速性能やコーナリング性能はクルマの限界だったと思う。考えてみたら最高速だって160km/hくらいしか出ない。絶対的な性能からすれば、やはり軽自動車です。ヤリスなんか180km/h出ますから。
写真/くろさん
なのに曲がりくねった林道になると俄然光り出す。下はSS2で74台中56位。スーパーカー世代なら「ロータスヨーロッパですね!」。第2次世界大戦のヒコウキ好きなら「パワーないけど操縦性良かった零戦みたい」。サーキットだと絶対的な動力性能とコーナリング性能で決まってしまうが、ラリーは(特にウエットコンディション)それ以外のファクターも重要になってくるから面白い。
74台中56位
まだまだパワー出せるだろうし、タイヤも5本で全日本ラリーに4戦出てまだ使えそうなネオバでなく、1戦で8本使うSタイヤなら簡単にキロあたり1秒速くなると思う。でも今のまんまでレギュレーションを横並びにして、同じクルマで勝負したらいい。お金かけずラリードライバーを育てられる。その上でECUをラリー時に貸し出し、車重をドライバー+コドライバーの合計で決めれば面白い。
右はピクシスエポック
ちなみにミライースに乗ってるなら、サスペンショ交換しタイヤをネオバに変え、車体の補強バーを3本くらい入れるだけで下り坂は私のラリーカーと同じくらい速くなる(笑)。なにより乗り味がシャッキリして楽しいクルマになりますよ。もちろんピクシス・エポックでもプレオプラスでもOK。新車で100万円! オートエアコン、LEDライト、アルミ付きの豪華グレードで132万円だ。
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