ラパンLCのフロントデザインを見て「凄い趣味のデザイナーですね!」と思う。本家ラパンは◎
ラパンLCを見て驚いた。すんごいフロントデザインである。Aピラーから後方はトラッドな雰囲気でまとまっており、キャビンスペースも十分確保出来ているとイメージ出来る。積極的に「いいね!」と思う。フロントは大型の2眼ヘッドライト採用についちゃホンダeっぽくて好ましい。実際『LC』が付かない普通のラパンを見ると大型2眼ヘッドライトを採用しており、おしゃれ。
上下のクルマの違いはフロントグリルだけ。もちろん「上の方がいい!」と感じる人もいるんだろう。上のデザインを描いた人はデザイナー業界の最難関の一つと言われる自動車メーカーに入る実力を持つ。まぁ世の中にはいろんな趣味があります。ただ上のデザイン、商品としちゃ厳しい。まぁメインターゲットであるユーザー層は色が良ければいいのかもしれない。
ラパンよりラパンLCの方が人気出たら、そういうことなんだと思う。スズキの面白さは両方用意したこと。ホンダのように「オレの好みのデザイン以外は許さん!」とヤンキーメガネに言われたら1種類しか出せないものの、スズキはデザイナーの提案に対し「もう一つ違うタイプをお願い出来ますでしょうか?」という意見を出して通るということなんだと思う。
おそらくデザイナーの好みはLCなんだろう。そいつを想像出来るの、ネコの目を思わせる奇妙なリアスタイル。販売サイトが次期型ラパンのデザインを見て「こらダメだ!」と判断し「せめて顔つきだけオーソドックスなヤツを」。良かったのでラパン本家のデザインにしたがリアは間に合わなかった、ということだと考える。以上。もちろん私の勝手な想像ながら、外れていないと思う。
違うなら連絡ください。
追記・同業の工藤君から以下のような情報を貰いました。「先日開発主査に尋ねたら、6:4くらいでLCのほうが売れていると言ってました。 ボクも普通の顔のほうが売れていると思っていたので意外でした」。
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LCはモデル末期のテコ入れで導入された追加モデルです。
それまでは標準のみで、リアは先代のリング状に点灯するテールの新解釈、かつフロントに呼応させるために丸レンズになっています。
分割線が目立つのは残念ですが製造と実用開口とのせめぎ合い。
LCはフロンテのデザイン要素をぶち込んでレトロ路線を狙ったと思われますが、変な顔にしか見えません。
私が子供の頃、初代と2代目のフロンテをよく見ました。2代目(LC10、後輪駆動)のデザインは、今見るとなかなか秀逸だと思います。
今のラパンLCは当時のデザインの一部を取り入れようとしているのだと思いますが、マイナーチェンジの前後どちらのデザインもしっくりきません。細かなディテールの問題(好き嫌いあり)はともかく、フロントグリルの重心が低すぎると感じます。
一方、標準ラパンはマイチェンを経て非常にスッキリしたと思います。元々ウインカー内蔵のヘッドライトユニットが大きすぎると思っていましたが、今回グリルの上下長を伸ばしてヘッドライトの直径と合わせたのは正解ではないでしょうか。
内装の色使いやシート表皮はLCのほうが凝っていて好感は持てますが、私なら外装デザインを優先し、標準ラパンを選ぶと思います。
ラパン、せっかくクラシック味があって良いデザインなんだから
女性の車という売り方ではなくて
もっとユニセックスなブランディングをすれば良いのにと思う。
伝統的に、軽自動車ってやっぱり
女性専用車種を用意する売り方をしないといけないのかなぁ。
なんか時代にあってななくて、もったいない感じがします。
私が買うとしたら、下です。