非降雪地域の冬用タイヤは”御予算に応じたオールシーズン4銘柄”を推奨しておきます
降雪地域に住んでいる人たちはすでに冬タイヤへ履き替えたと思う。それ以外の地域だと今週から来週あたりが交換時期になる。すでに交換用の冬タイヤを持っていたら履き替えればいいだけながら、これから年末年始のドライブに備えて購入しようとしているのなら大いに迷うと思う。最近になって冬タイヤにもチョイスの幅が広がった。性能を考えると以下の通り。
東京/練馬の雪道です
舗装路 関東平野でいえば雪は降っても残らないため舗装路を重視したい。となるとオールシーズンタイヤが有利。欧州仕様向けに開発されたアジア製のスタッドレスタイヤ(安価)などけっこう舗装路性能は良い。ここにきてアイスバーン性能を追求したスタッドレスタイヤも大幅にドライ性能は良くなってきてはいるが、オールシーズンの快適性には届かない。
圧雪路 降ったばかりの雪で凍っていなければ、案外どんな冬用タイヤでも走ってしまう。むしろ長靴の底のようなデコボコしたブロックパターンの方が食い付いたりする。降雪地域でなければ雪が溶ける。走る雪道も圧雪や新雪、シャーベット。ここにきて「安いスタッドレスでも全く問題ない!」と考える人が増えているけれど、圧雪に関しちゃその通り。
アイスバーン ミラーバーンやブラックアイスに代表される日本特有の「世界イチ滑る路面」を走ろうとすれば、日本製のスタッドレスタイヤが圧倒的。中でも『ブリザックVRX3』や『アイスガード8』を大いに推奨しておく。ミシュランやダンロップも追いついたけれど、ヨコハマが新製品を出してきたので少しリードされてしまったように思う。
推奨 以上を総合して非降雪地域の冬用タイヤを考えると、予算豊富にあるのならダンロップの『シンクロウェザー』かと。今シーズンから価格も大幅に下がっている。205/60R16で1本2万5千円を切るショップも出てきた。アイスバーン性能は1世代前のスタッドレスタイヤに匹敵するし、ドライも夏タイヤに限りなく近い。ウエットは素晴らしい。
私はハイブリッドのノアに『ブルーアース4S』を履いている。205/60R16だと1本2万円を切る。欧州市場を重視した特性を持つため舗装路性能や燃費がなかなか。実用燃費、ほとんど低下しないです。コスパ重視であれば今シーズンから日本市場に入ってきた『クムホ』(韓国)や、『ナンカン』(台湾)のオールシーズンなどいいと思う。
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