台風被害から復興し観光客が戻ってくる事を期待してる八丈島でレンタカーのタイヤ脱落事故に遭遇

台風で大きな被害を出した八丈島ながら、12月になって”ほぼ”復旧した。観光資源である温泉は全て営業を再開。釣りも堤防からカンパチが釣れ、冬の風物詩であるザトウクジラもやってきた。地元の人に聞くと「あとは観光客が戻ってきてくれたら嬉しいです」。そんな八丈島の見るため訪れ、取材のため移動していたら、あらま！　左前輪が脱落しているレンタカーが。

まだ誰も来ていないので、怪我した人がいたら助けようと声を掛ける。すると走っていて突然タイヤが外れたという。上の写真のあたりから連続した下り坂が続く（標高差160m）のだけれど、ここを走ってきたそうな。速度出ていたらタイヤ脱落は決定的な事故になってしまう。対向してくるバイクにタイヤなど当たったら大事故だ。なんで脱落したのか？　見たら1秒で解りました。

ハブボルトにナットが1本しか残ってない。締め忘れのため走行中に3本脱落。残った1本もガタが出てホイールを破壊した。ハンドルに違和感など出るけれど、クルマに詳しくない若い人だし、ましてやレンタカー。聞けば「何だろうと思っているウチ脱落しました」。レンタカーを受け取った際、ホイールナットなど確認しませんから。大きな事故にならなかったのは幸運だったからに他ならない。

2回ほど八丈島で日産自動車大学校の整備イベントをやった。その際もナットが指で緩むクルマに出会いビックリしたけれど、レンタカーとなれば問題は深刻。こういった時に大切なのが「事故防止策」である。この時期、スタッドレスタイヤへの交換などでホイールの脱着を行う。増し締めしていなければ脱落事故に直結します。ぜひとも自分のクルマのホイールナット＆ボルトの確認を！

今回の事故で八丈島のレンタカーは警察から通達が出るだろう。国交省からも厳しい指導が入ると思う。観光に来た際は安心してレンタカーを使ったらいい。羽田空港からANAのジェット機で55分。東京都とは思えないくらいゆったりした時間が流れている。快適なホテルもあるしステキな温泉だってある。椎名誠さんが通った居酒屋さんなんか超おすすめ。ぜひクジラを見に来てください。

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