販売前から苦戦予想となってるアフィーラ1の航続距離はEPAだと480km。そんな性能でイケるのか?

電気自動車を語る際、重要なスペックが価格と航続距離である。高ければハイブリッドに勝てないし、高速距離短いと実用的じゃない。ちなみに私が最初に買った初代初期型リーフは、実用で130km程度。プリウスの場合、残量6Lで警告灯点く。23km/Lなら138km走れる計算。満充電した状態でもプリウスの残量警告灯点いた後の走行可能距離と同じくらいしか走れなかった。

2台目のリーフはカタログで458km。実用だと350kmくらい走ってくれた。このくらい走れば実用になる。都内から成田空港なら往復可能。富士スピードウェイ往復も出来た。ただピン(1台で、という意味)で使おうとすれば少し物足りない。週末は出先の急速充電器も順番待ちになってしまう。ロングドライブだと”あて”にしていた急速充電器がトラブルで使えなかったりしたら厳しくなる。

3台目のN-VAN e:は160km程度。軽自動車の使い方という基準で考えるなら十分だと思う。平均速度20km/hで移動して8時間走れますから。セカンドカーとして使う軽乗用車であればロングドライブだってしない(ピンで使うなら軽でも350km欲しい)。航続距離200km以下だと基本的に「近所の足」です。急速充電器も使わないで済む。軽自動車の航続距離は200kmが目安になると思う。

そしてシーライオン7である。航続距離450km(カタログだと590km)と考えておけば間違いなし。これだけ走ると出先で充電する必要がなくなる。買ってから一度も急速充電していないほど。富士スピードウェイ往復なんか余裕だ。エンジン車と同じだと考えていいだろう。一般的なユーザーなら1日で400km以上走るような使い方はしないと思う。ピンで使うことも可能かと。

ということでアフィーラ1である。EPAで300マイル=480km。新型リーフが303マイルだから同等と考えていい。的確な実用航続距離を掲示しているEVデータベースを見たら新型リーフは455kmだ。リーフより一回り大きく、電装品の電力消費が大きいことを考えると、400~420kmというイメージだろうか。日本で乗るのならピンで何とか使える航続距離だと思う。

ソニーホンダとしても「このくらい走れば実用的でしょう」と考えたんだろう。けれどアメリカで使おうとすれば少しばかり物足りない感じ。アメリカのフリーウェイって案外アベレージ速度高い。455km走るリーフもヒーター付けて高速巡航したら325kmになってしまう。セカンドカーであれば問題なし。しかもアフィーラ1の電池は酷使するとヘタる三元系リチウムです。

さてアフィーラ1、市場でどう評価されるか?

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2 Responses to “販売前から苦戦予想となってるアフィーラ1の航続距離はEPAだと480km。そんな性能でイケるのか?”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    「みんな、わかってないんだなぁ。航続距離を競うのは、もう古いよね。アフィーラの新しさは、航続距離じゃなくて、車内でのエンターテインメントなんだよ。ドライブの間、ずっと新感覚を楽しむことができるんだ。天下のソニーが繰り出すモバイル・アミューズメントに、是非ご期待ください!」

    と夢追い社長の言いそうなことを妄想してみました。

    すっかすですね、
    昭和世代の還暦アナログ爺には、何もかもが中途半端な「電光ナマズ」にしか見えませんけどね。

    しかも電光仕掛けを使えば使うほど、航続距離が短くなったりして。

    おいらの嫌味を全面撤回できる日が来るコトを、本気で願っております。はい。

  2. ここ より:

    これはソニーブランドを低下させることになるだろうなあ

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