中国とインドの違い

北京ショーを取材していて「そうか!」と思った。ハイブリッドから燃料電池まで様々な技術があるし、見たことも聞いたこともない自動車メーカーも多数ある中国なれど、本当の意味で驚くことは皆無に近い。「意外性に欠ける」と言い換えてもよいだろう。「この道はいつか来た道」なのだ。その点インドは凄い! 凄過ぎる、と言ってもよかろう。ジャガーやランドローバーをチカラ技で買ったと思ったら(中国はタダで引き受け先を探していたへろへろのローバーを貰っただけ)、30万円以下のクルマを作ろうとしてるメーカーがいくつも名乗りを上げている。空気でクルマを動かすことをホンキで考えた自動車メーカーもタタだけ。「ええっ! ホントかよ!」の連続なのだ。少なくとも今後10年は中国が先行するだろうが、インドは侮れぬ。厳しい立場になりそうなのが韓国だ。日本に引き離され、中国に急追されてます。そう遠くない将来、自国の市場規模の小ささが決定的な弱点になると思う。

<おすすめ記事>

1 Responses to “中国とインドの違い”

  1. タケゾウ より:

    いまの中国は、お金を稼ぐことに精一杯で、オリジナリティが国の価値を高めるということまで目が届かないのでしょう。
    それにしても、確かにインドはすごい独創性がありますね。
    ところで、空気自動車もいいですが、「空気バイク」というのは実現性あるでしょうか?
    バイクならエアコンとか要らないし、イザとなれば自転車みたいなペダルで空気をいれることも出来るかなと。
    技術的なことはわかりませんが、空気自動車の話は夢があってすごくいいです。

このページの先頭へ