燃料電池確実に進化!
トヨタの新しい燃料電池車に乗って驚いた! プリウスと共通の走行用バッテリーや122馬力しか無い走行用モーターの性能についちゃ相当ショッパさを感じたものの、スタック(燃料電池本体)の性能が素晴らしい! 詳細は近々レポートしたいけれど、こら力作だと感心しきり。
そ
の一つが定常運転時の性能低下。燃料電池ってフル稼働状態だと劣化しにくいという面白い特性を持つ。常に122馬力を出していれば7千時間稼働させても
96%以上の能力をキープするそうな。これだけの寿命を持っていれば、様々な用途のパワーユニットとして使うことが可能。
例
えば船舶。122馬力のガソリンエンジンだと、1時間当たり30リッター程度を消費。ディーゼルでも20リッター程度使う。で、寿命はガソリン2千時間の
ディーゼル4千時間程度。燃費の良いディーゼルでも4千時間/8万リッターを消費し、免税軽油使って960万円という燃料コストを掛けねばならぬ。エンジ
ンを200万円だとすれば、8千時間使うと2320万円。
燃料電池の燃料である水素は
1kgで450円くらいを考えているらしい。1時間2kg消費なら8千時間で720万円。1600万円ものの価格差あれば、燃料電池だってペイ出来てしま
う。漁船なんかにピッタリでしょう。また、性能の良いバッテリーと組み合わせることにより、バスやトラック用としても使える。ここにきて燃料電池もアリか
な、と強く思うようになってきました。
<おすすめ記事>