最近人気のKTMを試す(20日)
朝から大磯でJAIAの輸入バイク試乗会。全て味見してみたいけれど、試乗ワクの関係でそうもいかず。ということで今回は一度も乗ったのことのないKTMを試すことにした。ちなみにKTMはオーストリアのメーカーで、一度経営難に陥り、今はインドのバジャージ傘下となっている。
ダカールラリーに代表されるオフロード競技で日本勢の強敵になっている。まずはインドで生産している『RC250』。インド版ブレンボやインド版WP(ホワイトパワー)のダンパーなど採用したロードスポーツで、30馬力のエンジンのみ市販車レベルながら、車体はそのまんまレースに使えるほど。
車体の剛性感あるため、ワインディングロードでの安定感ときたら驚くほど。エンジンも日本車よりトルクフルでけっこう走ります。好みが分かれるのはエンジン振動。競技車両の如くダイレクトにマウントされているため、リラックスして走ろうとすればエンジン振動が気になってしまう。買うなら味見を。
続いて『690DUKE R』。147kgという極めて軽いボディに、単気筒としちゃハイチューンの75馬力エンジンを搭載するネイキッドバイク。コントロールしやすくコーナー上等! 意のままに走ります。パーシャル時の振動がけっこう大きいため、これまたリラックスして乗るには向かない。
一方、アクセル開けているときのエンジンの鼓動は素晴らしい! 正しくビッグシングルの気持ちよさを200%味わえる。アクセルオフでの振動もなし。つまりワインディングロードのようにアクセルオンとオフの繰り返しなら、世界一楽しいバイクだということ。こういった割り切りがスゴイと感心しきり。
最後は『1290スーパーアドベンチャー』(写真はR)。最近世界規模で人気の大型デュアルパーパスバイク。私のスズキVストロームと同じジャンルです。KTMの凄さは軽くてパワフルなこと。ライバルより70kgくらい軽い215kgしかなく、そいつに160馬力(!)というツアラーとしちゃ強力なエンジン積む。
アクセルをガバと開けたら、しえ~っという加速を楽しめます。それでいてクルーズコントロールも付くため、ユッタリとしたロングクルージングでも楽チン。軽いため、取り回しも苦にならない。次に買うならKTMかな、と思った。いやジイさんが乗るようなバイクぢゃないすね。速いだけでなく快適。
BMWが電気バイク『Cレボリューション』を持ってきていたので乗ってみた。最高速129km/hは250ccバイク相当ということから軽二輪登録なのだけれど、加速ときたらスゴイ! 650ccと比べたって負けておらず。4時間の充電で航続距離160km(カタログ値。実際は120km程度)走ってくれる。
価格は148万7500円と同等の性能持つC650と35万円しか違わない。車検などランニングコストを考えたら実質的に大差なし。電気自動車と電気バイクの組み合わせなど面白いです。そうそう。テスラの「モノが落ちるときよりスゴイ加速」についてオーナーが書いているブログを紹介しておきます。
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