FTR
アウトライン
アメリカでは昔から「フラットトラックレース」というモータースポーツが人気。日本のオートレース(オーバル走るギャンブルです)のコースを土にしたものだと思えばよかろう。レース中はほとんどカウンターステア当てた状態でのバトル。そのため車両もアップハンドルに、足付き性のより低いシートポジションという独特のスタイルをしている。最近再びフラットトラッカーが人気。
エンジンフィール
基本的にはXL230に搭載されるのと同じ空冷のOHC単気筒。ルーツを辿れば、大昔のCB125である。なんだか妙に懐かしい感じ。ただ最新の排気ガス規制に合致させるため、若干パワーダウンを強いられてしまった。エンジンマウントの関係か、振動はXL230より大きめ。70キロを超えたあたりからグリップに伝わる振動を無視出来なくなる。最高出力は19馬力。セル付きです。
ハンドリング
「ザ・軽快!」といった感じ。さすがフラットトラッカーレプリカだけあり、面白いほど取り回しが良い。ハンドル幅が広いため渋滞に弱いものの(ハンドル幅の狭いモデルもあります。街中で乗るならそちらをプッシュ)、都内の足に使うならとっても楽。もちろん多少のダートならしっかり走れるタフさも有す。フロントブレーキがディスクだから、ストッピングパワーも強力。オンロードのコーナリングは得意。
ライディングポジション
背中を伸ばして座り、手元まで曲がり込んだハンドルを握るという独特のポジション。明らかに普通のバイクと違う感じ。街中をノンビリ流すのもよし、フラットなダートを探してその気になってテール滑らせて乗るのもよし! どんな使い方にも向く。シート高が低いため、身長158センチの女性でも楽々乗れました。XL230同様、奥さん一緒に乗るのもいい。
幅が広く手前に曲がり込んだハンドル形状を持つ。トリップメーターは標準装備
2人乗り
エンジントルク強力、と言えないため2人乗りを得意とするような排気量じゃない。でもリアシートに座った時の快適性はなかなか。このクラスのバイクじゃベストかもしれない。嬉しいのがブレーキ。2人乗りした時は前輪ディスクブレーキで良かった、と思う。近所までの買い物や、別荘の足として使うなら最高です。ワタシも軽井沢あたりに別荘買って、FTR置きたい。湯沢の合宿所用に買うか?
おすすめの乗り方
ムスコに見せたら「このバイク、流行ってるよね!」どうやら若者に人気らしい。このシリーズ(オヤジのためのバイク選び)を始めてから、親子でバイクに乗れたらいいな、というメールを頂く。皆さんぜひコドモと一緒にバイクを楽しんだらいかがか? ジックリ教えてやれば安全も確保出来ます。価格も34万9千円(写真のカラー)と手頃なので、バイクカムバック第一弾にいかがか?
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