アマゾン、日本のクリーン電力をドンドン買っていく? 皆さん理由を理解出来ないかもしれません
さすがGAFAですね! アマゾンは2030年までに世界全ての事業体で二酸化炭素フリー化を打ち出しているのだけれど、我が国の事業に於いても動き始めた。何と来年から再生可能エネルギーで作った電力を大量契約したという。もう少し解りやすく説明したい。現在我が国は100%再生可能エネルギー(水力。風力。太陽光。地熱)で作った電力だけを買える。
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もちろん火力発電の電力と1度は混ざってしまうのだけれど、電力に色や違いはない。再生可能エネルギーで作った電力分だけを買えば結果的に火力で作った分を使わないで済む。ただ安定して100%再生エネルギー電力を供給するのは難しい状況。自然で作る電力のため、現時点で安定供給量は多くない。と言う中でアマゾンが大量の契約をしてきたのだった。
おそらく今後さらに契約量を増やして行くと思う。アマゾンだけでなくGAFA関連企業は皆さん再エネ電力の契約をしていくことだろう。アマゾンの荷物を運ぶ業者やアップル関連の企業も再エネ契約すると言うことです。ちなみにアマゾンは2030年の二酸化炭素フリーを5年前倒しで進めようとしているようだ。遠からずGAFAとGAFAの外注業者だけで再エネは売り切れるかと。
写真/環境金融研究機構
こうなると困るのが輸出企業である。欧米の企業の多くは「二酸化炭素を排出して作った製品は販売禁止」とする方針。輸出する際、どんなエネルギーで製品を作ったのか証明しなければならなくなる。豊田章男自工会会長はその点を危惧してます。日本のエネルギー戦略が世界のニーズを満たせなければ、日本で作った製品を輸出出来ないということですから。
日本のエネルギー戦略は徹底的に遅れている。環境相、スプーンの無料化やめたり、首相が辞めると泣いたりしてるヒマなど無いハズ。危機感全く感じない。直近の様子をみると二酸化炭素出して作った製品の輸出入規制は2030年より前倒しされそう。2030年だって残り8年2ヶ月しか無い。すぐにでも抜本的なエネルギー戦略の見直しをしなくちゃアカンです。
企業としての自己防衛手段はアマゾンのように100%再エネ電力をかき集めること。多少割高になってしまうだろうが、遠からず背に腹は替えられなくなる。輸出の多い企業であれば早い時期から100%再エネ電力に切り換えていくべきだと思う。繰り返す。新型コロナ禍の対応でも解る通り、国に頼っていたら全て手遅れ&運任せになってしまう。自力で生き延びましょう。
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