ガソリンや軽油の補助金、財源は税金です! トリガー条項なら免税。どちらが理にかなってる?

ガソリン価格高騰に対し、トリガー条項の適用も論議され始めたようだ。トリガー条項と補助金の決定的な違いは「後者だとクルマに乗らない人も負担している税金を使う」ことである。トリガー条項を使えば、ガソリン諸税の上乗せ分をカットするのみ。本来なら払う必要の無い税金を払わなくていいだけです。しかも25.1円だけでなく、そいつに掛かっている2.5円の消費税も払わなくてよい。

そしてクルマに乗らない人達に迷惑掛けることも無し! 同じく軽油は32.1円の引取税を免税すればいい。これまた税金から出す25.1円より納得出来る対応だと思う。最もアカンのは、補助金だと中抜きされてしまい消費者の利益にならない可能性もあること。ガソリンや軽油の価格はどういった基準で決められているか解らないため、税金がどこかに流れてしまうということになりかねない。

トリガー条項と軽油引取税の免税なら、業界だけの駆け引きだけでいい。ちなみにトリガー条項はすでに自民党さえ賛成すればすぐ使える。軽油引取税も道路などを走らない船舶などのため「免税軽油」というシステムがあるため、これを工夫して使えばいいと思う。同じく政府さえOKだせば短い時間で導入出来ることだろう。ウクライナ状勢ではさらなる原油相場の高騰もありうる。

ガソリンと軽油の高騰は社会に決定的なダメージを与えることだろう。特に今ですら青息吐息の物流が厳しくなる。物流コスト上がれば、全ての物価に影響します。加えてトラックの場合、ハイブリッドのような燃費改善技術が無い。せいぜい高速道路の巡航速度を10km/h落とすくらいの対策しかないと思う。軽油引取税の免税は真剣に考える価値あるんじゃなかろうか。

もう一つ。我が国はトラックの電動化が全く進んでいない。せめてコンテナヤードから近隣のコンテナターミナルまで移動するだけのトレーラーヘッドくらい電動化すべきだ。コンテナヤードの入り口を見れば解るとおり、動いている時間より荷受けのため待っている時間の方が圧倒的に長い。1日200kmくらいの走行なら電気で走るトレーラーヘッドで十分です。我が国は動きが遅い!

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