ゴルフ8試乗レポートbyかのん

1974年に初代が発売されて以来、Cセグメントのベンチマークとして知られてきたゴルフ。流行を追い求める車が多い中、シンプルなのがゴルフのアイデンティティといえます。ドイツでは2019年末に発売され、市場に出てから時間が少し経っていることもあり、ゴルフ8に関するいろんな噂(不穏な噂含む。笑)が飛び交っております。今回は、国沢師匠と一緒に乗る機会があったのでその噂について&ゴルフの魅力と合わせて自分の目で見た知ったことをお伝えしようと思います。

エクステリアデザイン☆☆☆☆ 初代は丸い目がくりくりしたビートルのような可愛らしいヘッドライトでしたが、8代目はマトリックスヘッドライト(ダイナミックインジケーター付き)が搭載されており、フロントカメラで対向車や前走車を認識し、片側22個のLEDを制御して幻惑を最小限にしています。にっと笑っているような大きなグリル上部にある車幅灯「LEDポジションランプ」は流れるような美しいデザイン性だけじゃなく夜間の視認性もアップしてくれています。

なめらかで優しい顔つきが印象的!

また、ドアハンドルの内側にエクステリアアンビエントライトが採用されており、夜間のドアの開閉も照明でサポートしてくれたり、窓ガラス「ダークティンテッドガラス」や「電動パノラマスライディングルーフ」にはUVカット機能がついていてユーザーを守ってくれる嬉しい機能が盛り沢山の気遣い屋さん。

サイドを見ると伝統的なゴルフらしいアイデンティティが!

ボンネットはダンパー式ではなく、つっかえ棒式(自分の手で持ち上げ、棒で支える)になったことに不満を覚える声もネットではちらほら見かけます。エンジンルーム内の塗装の省略等という思い切った所を含め、私には逆に好印象。これがコスパの良さを生み出しているからです。カローラクロスも低価格を実現するためにコストカットを思いっきりしているので、方向性としてはトヨタと同じかな?

運転座席側でトランクのロックを解除する際、お馴染みのVWエンブレムは手を入れやすいようにチルトしてくれるのですが、カメラの下に指を入れて少し待っているとカメラが元の位置に戻った時に嚙まれるのでご用心! 師匠が指を引っ張って救出してくれたのですが、あれは痛かったな~まさかカメラという犬に嚙まれるとは!笑

 

ここに指を入れると噛まれちゃいます

インテリアデザイン☆☆☆☆☆ インテリアを最初に見た時の印象は「シンプルすぎるデザインの中に先進的なデジタルコックピットがキラッキラ輝いている!」でした。目に飛び込んでくるのは10インチ大型全面タッチスクリーンのディスプレイと、ステアリングホイールのボタンをぽちっと押せばマップへの切り替えもできるフルデジタルメータークラスターの液晶祭り! こちらにオプションのヘッドアップディスプレイと合わせれば、視線の移動が最小限&運転に集中できる三種の神器、もとい集中の神器みたいです!

ディスプレイ下はタッチスライダーコントロールになっており、インパネのエアコンを操作するボタンや、ステアリングホイールのボタン等はタッチコントロール。私たちが慣れ親しんだスマートフォンのように直感的に操作できる仕様になっています。ただ、ボタンを押した感覚がなく、おじいちゃんやおばあちゃんにとって慣れ親しんだ感覚はないかもしれないので「スマートフォンをある程度使える人向け」のインテリアになってるかなという印象です。国沢師匠も、おじいちゃんやおばあちゃんのことを心配しておりました。

ディスプレイ下にあるタッチスライダーコントロール

インテリアに関する不穏な噂は、グローブボックスやドアボックス(ドアについてるポケット)がプラスチックになってコストカット感が否めないというもの。こちらはつっかえ棒とは違い普段目に触れる機会が多いものではありますが、前述したようにその他の機能がぐんとパワーアップして感動とときめきパラダイスの私にはそこまで気になりませんでした。もし少しでも車内に高級感をもたらしたい方は、シートのオプションカラーを選べるので、検討してみるのもいいかもしれません。

30色から選べるインテリアアンビエントライト

パワー☆☆☆ マイルドハイブリッドとして生まれ変わったゴルフ8には、1Lの直列3気筒ガソリン直噴ターボ(110馬力)と、1.5Lの直列4気筒ガソリン直噴ターボ(150馬力)があります。直列3気筒といえば、日本の軽自動車で使われるようなエンジン。走り出す前は、「軽自動車のように細かい振動を感じやすいのかな」と妙な緊張感があったものの、発進してみるととてもなめらかで騒音も最小限でとっても静か! 

発進から停止まで心地よく、アイドリングストップで止まったエンジンも再始動時のラグがなくいつエンジンが掛かったのかわからないほど振動がありませんでした(EVを運転しているみたい!)。発進&停止を繰り返す街中ではストレスなく走れました。新しいパワーユニットTSIエンジン(48Vベルト駆動式スタータージェネレーター含む)や、低速でのモーター駆動力の補助、また低回転から機能するターボチャージャーの制御などが合わさって実現しています。ほくほく顔で試乗をしました。

ハンドリング☆☆☆☆☆ 繊細な動きや地面と繋がっている感覚を感じれるステアリングで、人間が直感的に操作ができるような優しい感覚でした。また、先代に比べ車幅が1cm縮まりました。近年は新車が出るたび大型化する車が多く、すれ違い時や車庫入れではより気を遣うことになるので、大型化は嬉しくない要素だと感じていただけに、小型化したのは嬉しいポイント。運転しているだけじゃその1cmの違いはよくわからないけれど、気持ち的にはいいかな。

実用性☆☆☆☆ ラゲージルームは380Lで、60:40の分割可倒式シートを倒すと1237Lに広がります。嬉しい機能も盛り沢山。運転席、助手席、後席で独立してエアコンの温度調整が可能な3ゾーンフルオートエアコンディショナーには(eTSI Active、eTSI Style, eTSI R-Lineに標準装備)ポリフェノールがコーティングされたアレルゲン除去機能も付加されており、健康にも配慮されています(ポリフェノールってそんな機能があったんだ!)。

プレミアムサウンドシステム

30色から選べるインテリアアンビエントライトがついていたり(eTSI Active、eTSI Active Basicは10色から)、ハーマン・カードンのプレミアムサウンドシステムがついているので車と過ごす時間もより楽しいものに! 実際に聞いてみるとリアにサブウーファが配置されいるのでより臨場感があり、ついついドライブに出かけたくなっちゃいました! 普段B&Wのスピーカーで車ライフをエンジョイしている国沢師匠もその音質に「いいね~」と私も思わず笑顔!

燃費☆☆☆☆ 燃費は、eTSI Active BasicのJC08モードで20.4km/L。なんと実際に国沢師匠が燃費が良くなるよう頑張って走ってみると21km/L! まさかのカタログ値を上回る結果に。国沢師匠に燃費がよくなる走り方を教えてくださいと伝えると、いつか伝授してもらえるそうな! やったー!

総合評価☆☆☆☆ 新車価格帯が291万6000円-395万3000円のゴルフ8は、デジタルコックピットの導入や最新TSIエンジンを組み合わせたパワーユニットの搭載、振動がなく快適な走りなど新しいことにチャレンジしながらユーザーに寄り添って作った車で(リアの可動式エンブレムに嚙まれることはあるけど。笑)、7代目から8代目でこんなに進化するなら次はどんな進化をするのかとても楽しみに思える車でした!

 

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