スタッドレスタイヤについて書くと知らないのに「知ったか一等賞」沸いて笑う

スタッドレスタイヤはメディアが比較テストをしなくなって以後、ワンダーランドかラビリンスか解らないけれど、さっぱり実力が判らない。したがって雪道を全開で走ったことのないような人達も勝手に人の掲示板などに行き、デタラメを書く。一番「なんでかなぁ」と思うのがブリザック世界1だ君達。アイスバーンのブレーキ性能はダントツだと思っているらしい。

雪のラリーに出るとノウハウを貯められます

確かに一時期、発泡ゴムを使ったブリヂストンのアイスバーン性能は秀でていた。けれどヨコハマも発泡ゴムを使い出すやあっという間に横並び。そしてアイスバーンでツルツルのミシュランまで発泡ゴムを採用。これまたブリヂストンとヨコハマに並ぶアイスバーン性能を持つに至った。各社、最新モデルで比較すると甲乙付け難し! ほとんど差が出ない。

残る性能は、1)ドライ路面のステアリングフィール、2)乗り心地、3)燃費、4)騒音、5)ウエット性能、6)シャーベット性能、7)滑った時のコントロール性になる。1)~7)は新品時と減った時の性能も重要。そもそもスタッドレスタイヤで一番大切なのはアイスバーン性能だと私は思っている。制動距離に大きな差が出ますから。おすすめはブリヂストンとヨコハマ、ミシュランです。

FR車も雪道は楽しいです

このうち、一番グニャグニャしてるのはブリヂストン。トレッド面が柔らかい。トレッド面が柔らかいとサスペンションの取り付け部剛性を低くしたのと同じなので、乗り心地評価の高いクルマほど悪化する。また、ラックアシストモーター使って正確なステアリングフィールを出そうとしたモデルも、ハンドルの切り始めが不確かになるため良さを失う。

一昔前のぐにゃぐにゃした日本車だとイイ感じ。もう一つ。トレッド面が柔らかいため転がり抵抗も大きく、FF車だとアクセルオンで「にょ~っ」という音も出る。ブリヂストンを積極的にすすめたいのは、サスペンションが渋くて乗り心地悪いクルマですね。SUV用のDMシリーズは乗用車用のVRXと違いシャッキリしている。価格はミシュランとヨコハマの中間くらい。

一番シャープなのがミシュラン。発泡ゴムを採用するまでのミシュランは評判倒れの高いだけのスタッドレスだったけれど、2017年の『Xアイス3+』からイッキに日本の雪道で良い仕事をするようになった。乗り心地やステアリングフィールの良いクルマはミシュランを推奨しておく。価格の高さが弱点です。ちなみにシャーベット路やウエット性能は3銘柄良い勝負。

ブレーキと加速性能比較じゃ実力は解らないと思う

ということで最もバランス良いのはヨコハマだと思う。ミシュランに匹敵するほどシャッキリしているし、騒音レベル低い。転がり抵抗だって少なく、タイヤで大きく燃費違うハイブリッドすら落ち込みは納得出来るレベル。個人的には滑った時のコントロール性能の高さが気に入ってます。アイスガード7、全開で狭い林道風の雪道(群サイですね)走ったけれどイイ感じでした。

ということを認識した上で、推しを選べばいいと思う。ZR-Vなら私はヨコハマを選ぶ。ダンロップ、広報車や試乗車などが使っておらず実力は不明。WRC用のターマックタイヤ、とっても良かったので技術力はあると思う。機会あったら試してみたい。

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12 Responses to “スタッドレスタイヤについて書くと知らないのに「知ったか一等賞」沸いて笑う”

  1. ユウキ より:

    一般人だと毎シーズン各メーカー試すわけにいかないので、頻繁にテスト出来る人からのレビュー助かります。
    他メーカーにしてみようとも思えますので

  2. ひこ太郎 より:

    ブランドイメージはタイヤに限らずですね、文句言うのはおそらく未だに80点主義のつまらないトヨタにマツダ地獄のお堅い頭のお年寄りでしょう。
    YouTubeには各メーカーのスタッドレスを比較してるチャンネルが多くあります。大体は路面状況の変化で後々のタイヤが厳しい結果になるようで、スタッドレスを一斉に評価する難しさがよくわかりました。
    代わってオールシーズンタイヤは未々各メーカー試行錯誤の真っ最中、スタッドレスより面白いかもしれません

  3. kuz より:

    スタッドレスタイヤの知識が深くならないのは自動車メディアが比較評価をしてくれないのもあると思います。どれもメーカー提供のタイヤで提灯記事ばかり。並べて比較するだけの予算が無いのかスポンサーに配慮しているのか、どっちなんでしょう。
    Youtuberが自腹を切って比較試験しているのに比べたら情けない限りだと思います。

  4. ツナミ より:

    北海道の十勝にいますが、ヨコハマを愛用しています。20年くらい前、当時付き合っていた彼女(現在の妻)の車がヨコハマで、そのアイスバーン性能の良さに気付いて、今に至っています。
    当時の評論家サイトでの評価はたいてい、ブリヂストンとミシュランが高評価だったのですが、十勝の実態とはかけ離れていたので不思議に思っていました。特にJDPOWERのミシュランびいきには驚かされました。

  5. 眞栄田 より:

    スタッドレスタイヤの品評、紹介の記事を今までに何度か掲載されておりますが、記事の最後には決まって、ダンロップに関しては試乗出来ずの為、評価出来ず近い内に評価〜のくださりで、何年経っても同じコメントなのですが、職業柄、何とでも出来そうな気がするのですが、
    未だに実現出来ないのは、ダンロップ側から拒否されているのでしょうか?
     
    色んな方々が、貴殿のレポートを参考にされていると思うので、最低でも来シーズンのこの手の記事を掲載される際は、もれなくダンロップの評価もお忘れなく、宜しくお願いします。

  6. sana より:

    ノキアンは圏外ですか?

  7. とうふ より:

    どうしても昔の知識にとらわれてアップデートできてない人が多いですね。自分もその一人で認識改めないとだめですね。

  8. エッカルト より:

    ブリジストン・ヨコハマ・ミシュランは高価格帯なので感覚的に高性能は担保されてるイメージはみんな持ってます。それで実際もほぼイメージ通りだと言う事ですね。

    知りたいのは低価格帯といってよいトーヨー・ファルケン・そしてアジアンの実際の性能です。そこら辺扱ったユーチューバーのリポートは多くあり、相当数の再生数を誇り、需要の大きさが伺えます。

    しかし彼らは専門家ではないのでその評価の信ぴょう性はなんだかな~的なものも多いですね。

    あまりスタッドレスを必要としない都会の人ほどスペックや性能に敏感でうるさいですが、過酷な雪道を走ることが日常生活の中に組み込まれてる豪雪地帯の私たちにとって、性能よりも価格を重視する気持ちが大きい人は多数派と言えますよ。

    高価格帯が良いのはわかったから、ですから国沢先生等の専門家が言及すべきは、これら低価格帯の性能評価だと思います。

    • kunisawa より:

      今まで欠けていた視線でした。
      前向きに考えさせて頂きます。
      ありがとうございます。

  9. kookie より:

    冬装備、特にタイヤのコストについて話す必要が有ると思っています。
    私が住む地域は年に数日積雪が有る地域です。
    ここでスタッドレスタイヤを用意するのは費用的に凄くハードルが高い。
    そこで私はオールシーズンタイヤを使って40年。
    ぶっちゃけ足回り冬支度はゼロ円です。
    まあアイスバーンには弱いので、御守りにタイヤチェーンは常に携行してますが。
    夏タイヤで雪道走る人を減らすためにオールシーズンタイヤをもっと広める記事出して欲しいです。

  10. Maeda より:

    興味深い記事を提供いただき、ありがとうございます。
    VRX3を履いています。空気圧が指定値を外れると途端にフィーリングが悪くなり、なんだかなーと感じていた理由がこの記事で分かりました。
    特に、空気圧が低いとハンドリングがニョロ〜とした感じになり、狙い通りに曲がらなくなりました。
    改善を期待しつつ、次は別のメーカーも試して見たいと思います。

  11. Kanrek Oyaji より:

    タイヤ屋さん情報ですがBSがブリザックが売上1番と言っているのが法人向けも合算しているからとか。

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