ステランティスがアコギな商売をしていると超不評! しっぺ返し喰うぞ

ステランティスは円安になってからの10ヶ月ほどでおおよそ10%の値上げを行っている。常識的に考えると、商談終了後「買います」というハンコを押した時点で購入契約となり、その金額を支払う。当然ながらハンコ押した時から値上がりしても、契約時の価格で買えるということ。逆にハンコ押した時の価格で契約は終了。よほどの理由無いとキャンセル出来ない。

当然ながら大半のメーカーが契約時の金額を支払えばいい。しかし! ステランティスは突如「値上がり後の金額を払え!」と言い出したのだった。ステランティスの言い分は「契約書に契約成立日はクルマが登録された日と明記されているでしょ」ということらしい。クリビツテンギョウである! 400万円で買ったつもりのクルマが突如さらに40万円出せ、ですから。

ユーザーの皆さんは納得しておらず、様々なところで騒ぎになっている。ただコレをやるとメーカーだってパンドラの箱を開くことになります。例えば買うつもりもなく不人気モデルの気持ち悪いカラーをフルオプションにしてオーダーしたとしよう。ステランティスの言い分だと登録1週間前にキャンセルしても正式契約の前だからノーペナということ。そんなことされて問題ないのか?

参考までに書いておくと、フェラーリなどは「納車時の価格になりますがよろしいでしょうか?」という時価宣言してから契約書に作る。日本車は契約した時の価格。納期4年以上と言われるフェアレディ乙の価格も、契約した時と変わらないということを確認済み。基本的に日本勢は納車までに値上げが見込まれるタイミングになると受注を中断する対応をしている。

参考までに書いておくとステランティスの契約書だと前述の通り「登録日まで価格を変えても法的には問題無し」という解釈らしい。となれば今後、円高に向かって値下げするような状況になったら値下げした金額で売るのだろうか? いやステランティスが法的に問題無ければ、一旦キャンセル。その後、値下げされた金額で再契約すればいいってことになる。覚えておきたい。

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2 Responses to “ステランティスがアコギな商売をしていると超不評! しっぺ返し喰うぞ”

  1. アミーゴ5号 より:

    メーカーやディーラーが為替変動リスクを負いたくないなら、最初からドルだがユーロだが知らんけど、好きな表示にして、輸入時か納車時の円レートをかけるルールにすればええやんやん。むしろ、フェアで良いかもかも。

    すっかすですね、騙し討ちはあきまへん。日本人は、最も嫌います。

    ところでステなんたらって、確かルノーのスナールさんが仕掛けて実らず、直ちに他所と合併したメーカー。生き馬の目を抜くというか、魑魅魍魎蠢くというか、会社同士の駆け引きならともかく、消費者にまで変な罠を仕掛けないで頂きたい。コワイコワイ。

    さてさて、日本の金をバラまくだけの腑抜け腰抜けポンコツ政府はどう出るかしらんらん。

  2. ぱんだこぱんだ より:

    日本では捌ける数が少ないから、本国の言いなりになってしまうんでしょうね。
    これで問題になったとしても、本国からみたら大した数でもないし、言わせるだけ言わせとけ的なものを感じます。

    どれだけ良い車を作っても、これでは信用なくなって更に売れなくなりますよね。

    もしかしたら日本から撤退したいのかも?

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