デザインはクルマの売れ行きに決定的な影響を与えるのに、いまだ認めない人が多い

40年くらい自動車業界にいるけれど、未だに理解出来ないのがデザインの選び方。現在、最も「いいね!」したいのはスバルのデザインで、古くさいフォレスターを除き全て良い。レヴォーグ素晴らしい! 新型86とBRZのデザイン、違うのは顔つきだけながら、もう圧倒的にBRZだ。電気自動車『bZX4』も全体のデザインがトヨタでスバル仕様の顔だけスバルデザイン。楽しみだ。

そんなトヨタは、アルファードvsヴェルファイアにおいて「デザインが販売台数に決定的な違いをもたらす」と言うことを世界で初めて実証した。なんせ先代はヴェルファイアが売れていたのに、価格もスペックも全く同じ新型になって激しい販売台数差になりましたから。デザインがダメだったらどんなに良いハードを持っていても売れないということです。まっこと興味深い。

興味深いことにトヨタのデザインといえば、共通性無し。全て違う方向を持たせている。私は「それもいいですね!」と思う。ただ「絶対売れないでしょ!」と誰にだって解るプリウスのような超カッコ悪いデザインを出したら単なるムダ使いです。レクサスはカッコいいと思えるの、LCだけ。というかLCって日本車で一番カッコ良いですね。中古車相場が全く落ちない。

日産はアルフォンソさんに期待しておく。ノートについちゃルノーが開発したシルエットで損してると思う。フルにアルフォンソさんのテイストを出してくるのは次期型エクストレイルから。電気自動車のARIYAや軽自動車って中村時代の名残か。果たして売れるか? 次のセレナなんかもアルフォンソさんの味付けだと考える。これから出てくる新型車に期待しておく。

ホンダは少なくとも日本のマーケットからすれば厳しい評価になる。決定的だったのは、日本人に人気の無いオペルのようなドイツテイストと、同じく日本人に人気の無いルノー風のフランステイストを組み合わせたようなフィット。私は見た瞬間「こりゃ厳しいでしょうね!」と思った。また、日本人に全く受けないアメリカンデザインのクルマを日本で売る戦略もダメでしょう。

マツダのデザイン、なかなかレベル高いと思う。ただどのクルマも同じようなテイスト。韓国のタレントみたいだ。美形って飽きるし慣れちゃう。はたまたデザインを優先した結果、居住性や視野まで犠牲にしちゃってるのは本末転倒である。機能を犠牲にすることなく美しさを成立させてこそ工業デザイン。いろんなモノを犠牲にしていたら、そらゲイジュツです。クルマが解ってない。

目が覚めるくらいカッコ良いクルマ、出ないかしら? ちなみに私は全くデザインセンスを持っていないため、全てのデザイナーをリスペクトしています。念為。

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