トヨタ、メディアにも強いプレッシャーを掛け始めた~! ヤバイっす!
最近TVでも「トヨタイムズ」を宣伝している。医療用防護ガウンの生産量をトヨタの技術で100倍にした話など読んで楽しい! 本来なら私らメディアで取り上げなくちゃならないテーマだ。宣伝じゃなく事実ですから。じゃメディア向けにプレスリリースとして流したらどうか? あまり取り上げてもらえないだろう。なぜか? 皆さんにとって読みたくなるような記事にならないからです。
写真/トヨタイムズ
雑誌の場合、どんな記事であっても読んでくれる。500円という投資をしたんだから全て読もうという気持ちになるからだ。無料で読めるWebは興味ある記事しか読まない。実際、私のWebでもその傾向。先日、ウーブンシティの記事を載せたが、いつもよりハッキリとアクセス数少なかったですから。まぁ私のメディアは取材無い記事だったら作るのにお金掛からないから問題無し。
商業メディアだと記事を作るのに原稿料など必要。同じ手間&コストを掛けるなら読んでくれるネタの記事を上げたい。ということで文頭の医療用ガウンの記事などは優先順位が下がってしまうのだった。一方、トヨタとしては記事にして欲しいネタです。だったら自分でメディア作って露出しちゃえ、ということになる。幸いWebサイトの方のアクセスについちゃまだ評価すべきレベルにない。
されどTVであれだけしっかり露出させれば効果絶大だ。商業メディアだと読んでくれない記事までしっかり理解してもらえる。こういった「本来ならメディアで取り上げる公平度の高い記事」をどんどん作って行くと、やがてホンモノのメディアになってしまう。そうこうしているうち「クルマの試乗レポートだって自由に書いていいよ」になる? そうなれば財力あるし情報も確か。
優秀なスタッフと書き手も集められる。テストコースだって使える。タイヤテストとかも好き勝手出来ちゃう。比較試乗なんか開発部門が必ずライバルの新型車を即座に購入するから、これまた公平にやればユーザーにとって有用な情報になることだろう。そうなったらメディアにとって超手強い! 私ら真剣にメディア本来の意義を考えないと生き残れないかもしれません!
・訃報 三菱自動車の前会長である益子さんが逝去されたとの報。三菱自動車の会長を勇退されたときの記事でも書いた通り、今年なって体調悪そうだったので心配してました。重責無くなりこれから人生楽しもうとしていた時だっただけに残念でなりません。いろいろ憎まれ口を書いてきたこともあり、引退に当たり手紙を書こうと思っていたのに出来なかったのが心残りです。
お疲れ様でした。心から御冥福をお祈りいたします。
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