ブリヂストン、大規模なリストラを始める。新社長は「このままだと良くない」と思ってるのかも

ブリヂストンが大規模なリストラを始めると朝日新聞Webは伝えている。先月27日にも不景気comというサイトで事業合理化を伝えている。株価を見るとそれほど厳しい状況では無いし、配当利回りも2.92%とトヨタの2.43%より良い。状況悪くなる前に体勢を立て直そうということなのかもしれません。実際、直近の2~3年でブリヂストンのプレゼンスは落ちていた。

F1タイヤの色分けはBS時代から

2010年にF1から撤退した後、ブランドイメージも右肩下がりで低下。F1のタイヤを担当しているときはフェラーリやメルセデス、ポルシェを筆頭に世界中の一流自動車メーカーがブリヂストンを使っていたけれど、ここにきてオセロをひっくり返されるが如くピレリに取られている。先日乗ったマクラーレンもピレリ。あれだけF1で叩かれてるタイヤ作っていてもピレリなのだった。

765LTはピレリでした

WRCのWRカーも2021年からピレリ。ちなみにWECはミシュランが圧倒的に強い。モトGPだってミシュラン。インディはブリヂストン系列ながらファイアストンブランドだ。リプレイスタイヤを見ても、今やレグノやポテンザの強さ無し。アドバンやディレッツアに押され気味。圧倒的に優勢だったスタッドレスタイヤのシェアまで落ちてきてしまっている。

WECはミシュラン

ではブリヂストンの技術力が落ちかと言えばそんなことない。航空機や大型建機のタイヤなどで高い評価を受けているし、油圧機器の高圧ホースの品質だって世界TOPクラス。その気になればF1だってWRCだってイケると思う。けれど今までの社長を始めとした経営陣が徹底的に現状維持でよろしいという人達だったと聞く。新興勢力が出てくるなか、そらアカンでしょう。

2002年の初ラリーはブリヂストンでした

企業としての魅力も低下傾向にあり、先日いろいろ調べた新卒者の人気企業リストを見てもブリヂストンって全く入ってこなかった。2020年の売上高、ミシュランを僅かに超え世界1のタイヤメーカーなのに! 昨年社長に就任した石橋さん(創業者の石橋家の人ではないというが、久留米の方なので遠縁か?)、方向転換しようとしているらしい。どんな手腕を持っているのか未知数。

1991年のSCCAもブリヂストン

とはいえこのままいつまでも安泰というギョウカイじゃない。新社長がどういった方向に進みたいのか不明ながら、世界一の座をキープしたいのなら1つでいいから世界選手権のタイヤくらい作ってないとダメだと思う。先日、スタッドレスタイヤの新製品『VRX3』を試したが、なかなかバランス良かった(まだ試せていないヨコハマの『iG7』も良いと言われている)。

このあたりで攻めに転じて欲しい。トヨタと一緒になんかやったらいいのに、と思う。

 

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