リアシートの写真、座る所を写しているケース多い! 前方の”景色”が気になります

下は新型LM(アルファードのレクサスバージョン)のリアシートである。一般的に自動車メディアでリアシートの写真を撮る際、なぜかシート方向になってしまう。座った時の目線無し。でも座ったらシートなんか見えない。本来なら前方の写真を使うべきだと思う。閑話休題。LMのリアシート、なんか新しい。今までのVIPカーとひと味違うイメージですね。

なぜだろう、と考えてみたら、二つの点が決定的に違う。当たり前のことながら天地方向の余裕と、前後方向の余裕です。天地方向の余裕は運転席とのパーティション面積を飛躍的に大きくした。セダンベースのVIPカーで大面積の液晶画面を設置しようとしたら、いろんな意味でレイアウトに制限出てしまう。いや、頑張れば大きい液晶をセット出来るけれど、圧迫感出てくる。

加えて前後方向の余裕もないため液晶画面との距離を取れない。そもそもリアシートはリアタイヤの前になるためレッグスペースが限られてしまう。下がセンチュリーのリアシートながら(ロールスロイスやメルセデスもこんな風景です)。シック&トラッドでこそあるものの、新しさ無し。LMとどちらを選ぶかとなれば、移動の道具として考えたらLMでしょう。

興味深いのがセンチュリーSUVである。キャビンスペースからするとミニバンとセダンの中間くらいになると思う。その気になれば大きな液晶をセット出来るだろう。リアシートの中央にシャンパンを入れるような冷蔵キャビネットとかも設置可能。どんなリアシートを作ってくるのか楽しみでならない。レクサスでなくトヨタブランドというあたりも興味深い。

トヨタはアルファードの発表回でセンチュリーSUVの発売を突如アナウンスした。2000万円と言われるアルファードベースのLMを買わず、2500万円くらいになるだろうセンチュリーSUVなどいかがか、というトヨタ内部でのプライドを掛けたバトルだと私は推測します。センチュリーSUV、アメリカでも販売したら案外人気車になっちゃう可能性ある。

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