レクサスの車検不正、言い逃れの余地無し

このところトヨタ関連のニュースが多い。大半はポジティブなネタながら、今回珍しく超ネガティブな内容。「お金だけとって作業しなかった」というレクサスディーラーの車検不正です。具体的な内容は以下の通り。5つの点検項目をサボッてる。なんでそんなことしたんでしょ、と思う。全てタイして手間が掛かる点検内容じゃありません。項目毎に考えてみたい。

まずヘッドライトの明るさ。発表されたのは光軸じゃ無く絶対的な光量です。そもそもレクサスの短い歴史を考えたら経年変化で光量不足になるようなことはありえない。最低HIDでしょうから。車検基準、明らかに暗く見える白熱球だってクリア出来るレベル。しかも光量チェックは光軸をチェックする機器で同時に判定を行う。手間が省けるワケじゃないため、不正の理由すら不明。

車検はむしろ過剰整備が問題になっている

フロントタイヤの角度=サイドスリップだけれど、こいつをチェックしなかったのは全くもってダメ。サイドスリップの数値に問題あれば、足回りを強く当てている可能性ある。チェックは簡単。計測機器の上を通過するだけでよい。考えられるとすればサイドスリップを検査する機器が壊れていたかということ。不正台数多いため、単純にやらなかったのかもしれません。

3つ目も簡単なチェックです。計測機器の上に止め、サイドブレーキ引っ張るだけ(電動パーキングもスイッチ引くだけ)。異常あれば、スティック&足踏みタイプの機械式サイドブレーキなら引っ張りきれるまで(踏み切れるまで)レバーが動いてしまう。電動だと自動テンションのため、効かないと言うことは考えにくい。問題あれば警告灯点くし。

5つの項目、慣れていたら5分ですね

排気ガスの成分は触媒が壊れていたりエンジンチェックランプが点灯していない限り、車検合格レベルの規制値なら何ら問題無し。プローブをマフラーに突っ込むだけの簡単な作業だ。この手順を省く理由が見当たらない。ちなみに排気ガスチェックで異常出たら調整だと対応出来ない。ユーザー車検だとこの項目で引っかかったらそのまま修理工場行きです。

スピードメーター誤差も標準サイズのタイヤを山が残っている状態でチェックしたら異常値が出る可能性ほぼ無し。私も20回近くユーサー車検を受けてきたけれど、スピードメーターチェックで落ちた経験無し。というか今回の5項目、20年以上乗ってるクルマとか壊れているクルマじゃない限り落ちる項目ではないと思う。しかも5つをチェックしたって10分掛からない。

さて。ここからが本題。不正の理由について「多忙」を上げている。上記5つの点検、ユーザー車検だとシロウトが行う。多忙なら営業担当や店長だって出来ること。それをやらなかったということは、はるかに時間掛かるリフトアップして行う点検もしていなかった気がしてならない。5つの点検を行っておけば安全の確認が出来るのに、あえてそれだけやらなかった理由は見当たらない。

100歩譲って「今のクルマは車検などやらなくても問題無い! 海外だってそんなことしてない。問題あればコーションランプが点く!」と主張し、そのまま車検合格にしていたというなら納得出来る。むしろ「頑張れ! 車検なんか廃止すべきだ!」と応援したいくらいだ。その場合、ユーザーから車検整備費用を取っちゃダメ。「お金を取ってやらなかった」だとアウツでしょう。

工場の完成検査をやらなかったことと次元が全く違う悪質な行為だと思う。トヨタの顧客第一主義を完全に否定していることになる。レクサスだから違うというのなら、まぁ納得出来ます(笑)。だから私はレクサスに厳しい。いずれにしろどんな裁定をするか注目したい。繰り返すけれどお金取ったのに何もしなかったなら単なるボッタクリ。ユーザーに対する裏切り行為です。

この際、トヨタの足を引っ張るダメなディーラーを何とかしたらいいと思う。

 

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