ロシアのウクライナ侵攻で欧州は電気自動車推進にブレーキが掛かるのか?

ここにきて「電気自動車嫌いだ派」の皆さんはロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー問題で欧州が電気自動車に対する姿勢を変えると主張している。そもそもウクライナ侵攻無くても「エンジン車の販売停止は出来ない」と言ってきたため主張する中身は一緒ですけど。果たしてどうなるだろうか? 欧州メディアのワイガヤを通訳付きで聞いたので紹介してみたいと思う。

まず興味深いことに、オモテだった動きは全く無いという。なぜか聞いてみたら、根っ子はロシアがお手上げになるだろうと思っているようなのだ。本日ロシアはポーランドとブルガリア向けの天然ガス供給を停止したと発表したけれど、それ以外への供給は続けている。となると欧州は地続きのため様々なルートがあり、融通しあえるそうな。短い期間なら辛抱する。備蓄もあるし。

遠からずロシアが事実上の白旗を上げ、体勢も変わり反省するからエネルギー問題は解決だと考えているワケ。だからこそ早期終了を目指す。武器提供に慎重だったドイツすら『ゲパルト自走対空砲』(対空戦車)を50両。決定的な威力を持つ『パンツァーハウビッツェ2000』(155mm自走榴弾砲。射程30km)も投入するという。フランスは155mm榴弾砲『カエサル』を出す。

当初、欧州勢も東欧が持っているロシアの航空機や戦車などを融通していただけだったけれど、ここにきて西側の武器まで投入し始めた。この意味は大きい。東欧の武器ならウクライナ軍も使い慣れているが、西側の武器は使い方を教えながらじゃないと実戦に投入出来ませんから。日本から見えないだけでさらなる支援策が出てくるようだ。

ユーロ7のクリアが可能らしい

ロシアが白旗上げ、エネルギー問題は解消に向かったとしても二酸化炭素消費量を減らす動きは止まらないだろうと皆さん言う。ただ”締め切り”の変更はあるかもしれないと口を揃える。ここにきてエンジン車の存続に決定的な影響を与えるユーロ7や、事実上エンジン搭載車じゃ不可能と思える騒音規制フェーズ3、欧州CAFEの数値&発効時期がペンディングになっている。

ホンダとマツダ、トヨタ、日産もがPHVじゃなく安価なハイブリッドでユーロ7対応のパワーユニットを開発しており試乗したと言うと「電気自動車の時代になるまでの過渡期は相当活躍するかもしれない」だって。欧州の自動車メーカーは基本的にエンジンの開発を凍結しているし、PHVについていえば信頼性や耐久性課題を抱えており庶民のクルマとしちゃ無理という。

実際、欧州勢の電動化ユニットの保証内容を見ると、なかなか厳しい。保証期間終わって壊れたらゴミにするしかありません。日本の場合、輸入車を買うのはお金持ちなので大きな問題になっていないが、欧州は普通の人も買うし耐用年数&距離長いため、電動化車両の信頼感低いという。日本製のハイブリッド、面白いかもしれません。いずれしろ「どうなっても対応出来る」が大切です。

 

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