三菱自動車の清算始まる? 岐阜のパジェロ製造閉鎖らしい

私は三菱グループが三菱自動車の清算を考えているんじゃないか、と思っている。最大の根拠は株の奇妙な動きです。2週間前から誰かが一定の価格でずっと買い続けてます。すでに20%以上動いているようだ。買っているの、三菱グループだと思う。大半の株を買えば、誰にも迷惑掛けることなく会社を清算出来ますから。300円以下で株を買えば、資産を売却してもモトが取れるのだった。

そんなことを考えているウチ、日経が岐阜のパジェロ製造を閉鎖するとスクープした。さもありなん。パジェロ製造、年間生産キャパシティ8万台規模の工場ながら、売れ行き不足により不要になっている。閉鎖しても三菱自動車にとって何の問題もありません。パジェロ製造、元は「東洋航機株式会社」で飛行機の部品を作っていた。由緒ある企業です。閉鎖は残念でならない。

三菱自動車の純資産は7900億円! 株の時価総額が4200億円なので、株を全て集めて清算したら3700億円の利益になる。実際は処分出来ない不動産や、解雇のために必要な資金など考えれば大幅に利益減るものの、三菱グループにとって赤字にはならない。加えて優秀な社員が多いため(人材を活かせなかったのは益子さんです)、トヨタなど良い人を探している企業へ行けると思う。

人気車であるエクスパンダーを作っている東南アジアの工場や、水島の軽自動車工場などは日産の持ち株分で精算し、日産の資産にすればいい。東南アジアで三菱のブランドは強いため、日産が居抜きで引き取ればよかろう。クルマ好きとしちゃ三菱自動車の名前は残して欲しい。そして益子さんは三菱自動車をグシャグシャに潰した悪者として歴史に名を残す。

今後、何年か掛けて換金出来る資産を少しずつ処分して行くんだと思う。パジェロ製造からスタートということ。ディーラーも閉めていくだろう。現在の株主に対しても、破綻して紙くずになるより300円近くで換金出来るなら三菱グループとして迷惑を掛けずに済むという判断なんだと思う。ささやかな願いは、日産が三菱自動車ブランドを大切にしてくれることです。

念のため書いておくけれど、倒産や破綻ではありません。究極の縮小均衡です。

 

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