人の不幸は蜜の味?

こらもう人間の基本特性なんだろうけれど、自分と関係がある分野での事象についちゃ良いニュースを見たがるし、関係のないジャンルだと悪い話が心地よい。したがって同じメディアでも専門誌などは良い部分をピックアップし、新聞やTVなど見ると悪いニュースばかり探す傾向。

そんなこんなで昨今の不況報道、実態以上に悪く伝えられてきた。おそらく皆さんの周囲を見ても「自分はまだ大丈夫だけど」という人が多いじゃなかろ
うか。「この程度なら問題ない」と感じる人もいるだろう。しかし! そう遠くない将来、大半の日本人が景気の悪化を実感することになる。

例えば日本の稼ぎ頭となっている自動車関連産業に就く正社員の給料が本格的に削減されるの、1月の月末から。自動車関連産業の就労人口は日本の
10%以上。軒並み赤字となりそうな電機産業や鉄など素材産業と合わせれば、30%以上の日本人が10%以上の減収になること間違いなし。

当然、まだ本格的に落ちていない物販などにも大きな影響が出てくることだろう。一般メディアは明るいニュースを積極的に流すだろうけれど(悪い
ニュースが受けなくなるため)、もはやいかんともしがたい。自動車業界を見ると本格的な縮小均衡策を取り始めた。ここからが本格的な不景気です。

<おすすめ記事>

1 Responses to “人の不幸は蜜の味?”

  1. 匿名 より:

    小売業に従事しています。
    年々ただでさえ売上が低下しているのに、イライラしている人が増えてほんの少し前とはクレームの傾向が激変しました。
    むかしは商品の不良に関してがほとんどでしたが、現在は店員のあいさつがない、店員の態度が悪い等々…目的が買い物ではなく店員のあら探しに重点が置かれるようです。
    しかも最近はその場でクレームを言われるのではなくて後でメールでクレームを送ってきて、責任者の人に謝らせるので後味が悪いです。
    メーカーへの製品クレームが日本製品を世界一にしてきたと言われてきましたが、販売者の態度にクレームでは製品の進歩に貢献しないですよね。

このページの先頭へ