1月の販売台数
1月の新車登録台数が発表された。数字を見ると予想以上の厳しさである。最も悪かったレクサスは対前年比で42,3%。半分以下に落ち込んでしまった。これといった新型車の無い三菱自動車も厳しく、同46,1%。週刊誌や新聞など出版物の販売部数が半分になったら、おそらく半年も持たないだろう。
意外だったのはフィットやフリードといった不況に強いコンパクトカーが多いため堅調だったホンダの同69,4%。同じくフォレスターやエクシーガで良い数字を出していたスバルも同71,8%と3割減になってしまった。一方「さすがですね!」と感心するのは、トヨタの同77,2%。おそらく営業サイドが足で稼いでるんだと思う。
それでも国産車の場合、平均すると同73%で、輸入車の同57,9%よりずっとマシ。輸入車はメーカー毎の販売統計が出ていないけれど、相当厳しい数字のインポーターもあるに違いない。ここにきて「少なくとも3分の1のメーカーが販売権をヤナセなどに渡して日本から撤退する」みたいなハナシを聞く。数字を見ると大いにあり得る。
冷静になって考えると、なんのかんの我が国は平均車齢が世界平均からすれば若い。今やクルマの寿命って30万km以上あるのだ。乗り換え時期を2〜3年延ばしたって何ら問題無し。さらに中古車のコンディションも世界平均より圧倒的に良好。クルマが動かなくなったら新車でなく中古車を選ぶ人が増えることだろう。
少なくもと今年1年は「かつてないほど酷い状況」だった2008年より一段と悪くなること間違いない。輸出も厳しいため(円高がさらに状況を悪化させる要因に)、工場のライン稼働率は通年低いままになると考える。いよいよ明るい状況が皆無になってきました。前年より業績を伸ばせるの、整備関係くらいか?
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僕が何時も利用する整備工場兼中古車屋さんは、業績うなぎのぼり状態との事。
利幅は少ないが低年式の軽自動車が飛ぶように売れて、整備件数が例年の3倍に成って、がっぽり儲かってるそうです。
新車は高くて売れないけれど、安物買いの銭失いの人が多いんでしょうね。
輸入車は円高なのに価格据え置きというのは合点がいきません。不況で購入意欲が落ちてるのにまだ強気なんだろうとしか。そりゃ売れなくても仕方ないです。こんな今だからこそガツンと値下げでシェアをとるべきじゃないでしょうか。VWやAudi、特に低価格帯の車は潜在的需要があると思うのですけどね。
安物買いの銭失いを理解して書いているのでしょうか?
買い換えないで修理することこそ、本来のエコじゃないんですかね?
まぁ、トヨタのエコ換えCMを馬鹿正直に信じてるんでしょうかね?
あかいきつねさんのコメントから一言。
・新車で百万以上の出資より、中古を修理した方がトータルコストが安い
・新車に買い換える→中古車としてゴミが出る
って気づいた人が沢山いるってことですよ
私は昔、国産中古車に乗っていました。大寒のある日、エンジン冷却水が凍結してエンジンにひびが入り、ディーラーで「エンジン交換」の診断を受けました。問題はここからです。「日本の法律で、メーカーは製造中止後7年までは、部品在庫しなくてはなりませんが、8年たったら処分します。この車は製造中止から10年経ちますので、エンジンがありません。雪が融けたら、スクラップ屋に連絡してエンジンを探してもらいます。」
日本で国産車を長く乗るのは、難しい様です。この車は廃車にしてその後、私は輸入車に乗っています。このメーカーは「部品番号が判れば教えてください。部品を送ります、もし在庫がなければ作ります。」とユーザーに嬉しい事を言ってくれます。
車を利用する人が
安価に購入できる+そこそこ乗れる中古車で
っと考えに変わっていくのは、
時の流れからして変えられない事実なのだと思います。
であれば、逆に、
その分浮いたお金をユーザに使わせたくなるような
オプションであったり、パーツであったりを
メーカーが展開していく、という考えも
有なんじゃないかな?っと思いました。
そういった意味で、
ボルトオンななんとか
は期待できそうな気がするのですが、
安直な考えでしょうか?
ボルトオンハイブリッドとか出来たら素敵。