今後、島嶼部は圧倒的に電気自動車へ向かって行くんでしょうんで、と思いました

このチラシ見ていろんなことを考えさせられました。東京から南へ280kmの距離にある八丈島は人口7000人。大半が戸建て。日当たり良好。ガソリンスタンドはけっこう多いけれど、1リッター197円くらいする。そして1日あたりの走行距離といえば、一般的に最大で50kmくらい。エンジン暖まらない距離でのチョイ乗りも多く、使い方としちゃ電気自動車にとって最良のコンディションだと思う。実際、リーフ多いです。

そんな八丈島でSAKURAの試乗会を開催するという。いろんなことその1は、すでにSAKURAのバックオーダーって1年以上だと言われている。八丈島で試乗会を行ってまで販促活動をする意味があるんだろうか? というのもフェリーの往来の無い八丈島までクルマを運ぶのはけっこう大変。金額こそ片道3万円程度ながら、週2便しかなく、しかもこの時期は荒れるため運休多い。往復で20日間くらい見ておかないとアカンのだった。

1日の試乗会のため20日間も納期1年以上のクルマを確保するんだから効率だけじゃないんだと思う。その先を考えているとすればこの企画を考えた担当者は慧眼の持ち主だ。東京都である八丈島だと補助金が100万円出る! 島嶼部ならナビなど不要。中間グレードの158万4千円はリーズナブルだと思う。リッター197円というガソリン代を考えるとお買い得感ハンパ無し! 停電の時だって非常用電源になってくれるし。

また日本COTYからすれば、他のアワードと同等になっている点を見て「う~ん!」とウナる。せめて少し大きくしてくれたら良かったのに(笑)。この件に関しちゃ多くは書かないけれど、なるほど日本COTYが入ってても、入って無くても、チラシを見た人からすれば全く関係ないですね、と思う。日産からしたってそんな”重さ”なんでしょう。賞をもらえば何でもいい? 日本COTYはもっと頑張って存在感をアピールすべきなのかもしれません。

島嶼部でエンジン車を席巻する可能性を持つ電気自動車ながら、唯一の不安点が錆。10年で錆びてしまうと、やはり本州から入ってくる50万円の中古車に勝てない。車体や足回りなどがボロボロに錆びれば使えなくなりますから。おそらく島嶼部でクルマを買う人は電気自動車の新車とエンジン車の中古車で迷う時期がしばらく続くと予想しておく。ちなみに私は2024年にホンダの電気軽商用車を買うが、島嶼部で錆のテストをしたいと思う。

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6 Responses to “今後、島嶼部は圧倒的に電気自動車へ向かって行くんでしょうんで、と思いました”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    東京都の離島群は現状日本で最も導入障害が低い地域と思われるので、神企画だなーというのが第一印象。
    通常で考えると地元のディーラーが主催するのでは?とすぐ思いつくので「国沢さんのフェアレディ乙を急遽抽選販売にしてハズレ扱いしてたあの日産ディーラー?」と脳内に毒が回ってきて隈なく視るもディーラーの記載なし。
    じゃあアレか、役所かイベント会社が主導して…にしては日産が前のめりに協力している感アリ。
    ノベルティグッズにわざわざ金型起こしてるの?パッケージも恐らく工業デザイナーが噛んでるでしょ。
    ひょっとしてこないだラリージャパンで国沢さんのコドラしてたりしない?と妄想が進みました。(笑)
    あと受賞のとこ、COTYが一番上に来ているということで同列の扱いではないと素人は思います。
    比較的軽自動車の受賞車が多いRJCの方がサクラ開発陣の方々だったら近しい存在のはず。
    スーパー耐久のST-Qとはいわないけれど、「賞典外」扱いに近かったCOTYで大賞受賞はやはり嬉しかったのかも。

    ただ懸念点挙げるとするならば。
    具体的に購入検討したら、「納車は再来年に」「この価格から変動する可能性もあります」「修理は本土でないと難しいかもしれません」「あ、あと充電ケーブル別売です(このネタで引っ張ってスミマセン」)」
    私なら乗って良かったら三菱買うかも。
    本土で修理の懸念以外解決してしまうという現実もあります。

  2. アミーゴ5号 より:

    このチラシですが、なかなかのモノだと思います。

    ●「電気自動車」の文字が、たった一つ小さくあるだけで笑

    ●おまけの「柿の種の説明」が、やたら詳しくて笑

    ●主催者が、記載されていなくて笑

    作り手が、個人的に興味のあることを優先して書いたようなチラシですね。

    あるいは電気自動車と明記すると人が集まらないから、わざとEVを伏せて、おまけの柿の種を強調したか。でもスペシャルなのはパッケージで、味ではないんですよね。。。

    いずれにしても、裏面にEVに関する記載があると勝手に妄想しております。

  3. かじ より:

    島嶼部なら1回の走行距離的に問題がないですね。

    同様に,各社が軽トラ版のEVを出せば,農村や山村部でも活用が進むと思いますし,宅配事業者向けの軽バンや軽トラを数出せば低価格化も進むのではないでしょうか。

    SakuraとeKクロスがCOTYを取ったことは可能性を大いに見せられたと感じています。

  4. コバヤシ シゲキ より:

    私も14 kwの 屋根に太陽光発電を載せてるが、 サクラを検討しているけれど、 唯一の難点は当地が 寒冷地だということです。 あったかいところなら すごく使い勝手がいいと思う。 寒冷地なら エアコンで暖房できるけれども 電気食うかも。

  5. CX-60 より:

    GT-Rを無理やりプレゼントできるんだから、サクラの2,3台なら軽いもんでしょう。島の役所に寄付して、高齢者の見回りや巡回、レンタカーに使ってもらったらいいと思います。
    Youtubeで、ダイハツ・ミラを島の巡回バスにして使っているのを見たことがあります。タクシーじゃなく、時間でクルクル回るのでバスなんだそうです。マイクロバスでも入れない道があって、人もそんなに乗らないんで、ミラで営業を許してもらったんだとか。それの次の代にでも使ってもらえば。
    雨にもやっぱり塩分が入ってくるんですかね?
    錆びるのがボディ上物だけですむなら、デイズのパネルを切って張ってする手もありますよ。

  6. くそんぼつり より:

    島に電気自動車、プラス太陽光発電。ベストだと思う。以前工事で悪石島に行く機会があったが車検時にはフェリーでわざわざ鹿児島まで移送が必要。Tーポッドならばそれも必要ない、島で完結。良いんじゃないかな。

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