千代田区のタクシー事故、国交省は防ごうとできるのにやらない。明らかな不作為です

千代田区のタクシー事故、やはりドライバーの脳疾患だった。というか状況を考えたらそれ以外あり得ない。加えて職業としてドライバーをやっていると(特にお客さんを乗せている時)、多少具合悪くても止める決断はなかなかできないです。今まで何度もタクシーに乗っているが、一度たりとも「お客さん。トイレに寄っていいですか?」と言われたことすらありません。プロです。

同時に急に発生する心臓や脳の疾患はなかなか予知できない。動脈瘤などであればMRIなどである程度解るものの、くも膜下出血の予知は難しいと言われてます。おそらく年間に少なからぬ事故が起きていると思われる。今後、高齢者比率が増えていけばさらに増える可能性高い。一方、警察はそんなことなどこれっぽっちも考えず歩行者優先を進めているため、信号が青なら躊躇わず渡る。

なのに警察も国交省も事故は全てドライバーの責任にしておしまい。今回も「不幸な出来事でした。悪いのは健康管理ができていない運転手」になる。けれど今後この手の事故、真の犯人は国交省の不作為になると思う。考えて欲しい。今年11月から新型車全てに歩行者や車線まで検知する安全装備(自動ブレーキ等)の採用を義務づける。つまりカメラを必ず付けなさい、ということ。

だとしたら何で赤信号や一時停止、一方通行を読んでクルマの制御をする機能を加えなかったのか? 道路標識を読むことなど容易。もし「ウチのは不正確」というメーカーがあれば読める性能を持つカメラ&ソフトにすればよい。せっかくカメラを付けるのだから、わずかなコストアップで信号や標識を読めるようになるだろう。そして速度リミッターと組み合わせればよろしい。

制限速度が30km/hなら、せいぜい50km/h出ればいい。50km/hなら車両の陰から飛び出してくる歩行者に対する自動ブレーキだって可能。横断歩道を渡っている歩行者に対するブレーキなら余裕で停止できる。そして制限速度走行中はアクセル優先の制御をしなければいい。繰り返すが、なんで自動ブレーキ義務化に合わせ、こういった安全システムを構築しようと思わなかったのだろうか?

こらもう簡単。厚労省や外務省を見ていると、自分たちの利権しか考えていないからだ。国交省も根っこは同じ。自分たちが普及を進めているITSで安全を確保しようとしている。クルマが自己完結で安全を確保できるようになったらITSなど不要。これまで使ってきた予算がゴミになってしまう。そいつを嫌っているのだった。ということで今後この手の事故が起きたら原因は国の不作為です。

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